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出版社内容情報
知の巨人、南方熊楠もビックリ! 「単細胞」の粘菌が迷路を解き、ハムレット的逡巡までする。粘菌の知性をカーナビや鉄道網に応用する。
●まえがき
●第1章 単細胞の情報処理
●第2章 粘菌とはどんな生きもの?
●第3章 粘菌が迷路を解く
●第4章 危険度最小化経路探索とカーナビへの応用
●第5章 餌場ネットワークの多目的最適化とインフラ設計
●第6章 周期変動の予測と想起
●第7章 迷い、選択、個性
●第8章 intelligenceと知性
●あとがき
●参考文献
内容説明
「知性とは発達した大脳皮質をもつ生きものだけが持てるものである」。この常識に日本人研究者が「待った!」をかけた。脳はおろか、細胞同士をつなぐ神経系もない、単細胞でアメーバ状生物の粘菌が迷路で最短ルートを示し、時間の記憶を持ち、ハムレット的逡巡を見せた後、ある判断をする。立派に知性を持つといえるのではないか!この驚きの結果は、いま世界中で注目の的。知性とはなにか、意識とはなにか、身体とはなんなのか、大きな波紋を投げかけている。
目次
第1章 単細胞の情報処理
第2章 粘菌とはどんな生きもの?
第3章 粘菌が迷路を解く
第4章 危険度最小化経路探索とカーナビへの応用
第5章 餌場所ネットワークの多目的最適化とインフラ設計
第6章 周期変動の予測と想起
第7章 迷い、選択、個性
第8章 intelligenceと知性
著者等紹介
中垣俊之[ナカガキトシユキ]
1963年愛知県生まれ。北海道大学薬学研究科(修士)。5年ほど製薬企業に勤めた後、退職。通信制高校で化学を教える一方で、名古屋大学の大学院で数学を学び直す。名古屋大学人間情報学研究科修了(学術博士)。理化学研究所に勤務していた2000年9月、「アメーバ状生物の粘菌が迷路の最短ルートを解く」という論文を「ネイチャー」に発表、話題を呼ぶ。北海道大学電子科学研究所准教授を経て、2010年4月より公立はこだて未来大学システム情報科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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