これから「働き方」はどうなるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569774176
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0030

内容説明

労働格差、派遣切り、リストラ、少子高齢化による人口減少、「超氷河期」といわれる雇用状況…ますます不安が高まる日本の「仕事」の現状と未来を「労働」と「経済」のプロたちが分析、その解決策を探る。

目次

1 誰もが自由に誇りをもって働ける社会を目指して
2 制度的不均衡をなくすために
3 「スマートワーキング」のすすめ
4 働き方を変える「ゴールデントライアングル」仮説
5 雇用をめぐる諸問題
6 「ソーシャル・ワーク=ライフ・バランス」のすすめ

著者等紹介

竹中平蔵[タケナカヘイゾウ]
1951年、和歌山県生まれ。73年、一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行に入行、その後、ハーバード大学客員研究員、ペンシルバニア大学客員研究員、大蔵省財政金融研究所主任研究官、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授を歴任し、98年に「経済戦略会議」(小渕首相諮問会議)メンバーとなる。2001年には小泉内閣で経済財政政策担当大臣に就任し、02年、金融担当大臣・経済財政政策担当大臣

南部靖之[ナンブヤスユキ]
1952年、兵庫県生まれ。76年、関西大学工学部を卒業。「家庭の主婦の再就職を応援したい」という思いから大学卒業の1カ月前に起業し、現在の株式会社パソナグループを設立する。常に雇用創造をテーマに新たな雇用インフラを構築。多様な働き方を支援する様々なサポートインフラを提案している。株式会社パソナグループ代表取締役グループ代表

大竹文雄[オオタケフミオ]
1961年、京都府生まれ。83年、京都大学経済学部卒業、85年、大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪大学経済学部助手、大阪府立大学講師、大阪大学社会経済研究所助教授を経て、2001年より大阪大学社会経済研究所教授、博士(経済学)。専門は労働経済学・行動経済学。『日本の不平等―格差社会の幻想と未来』(日本経済新聞社)で第48回日経・経済図書文化賞、第27回サントリー学芸賞、第46回エコノミスト賞を受賞

島田晴雄[シマダハルオ]
1943年、東京都生まれ。70年、慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。その間、米国コーネル大学留学を経てウィスコンシン大学で博士号修得。82年より慶應義塾大学経済学部教授。米国マサチューセッツ工科大学、フランス経済経営グランゼコールの客員教授を歴任。また政府税制調査会、財政制度等審議会、産業構造審議会委員、経済審議会専門委員、対日投資会議専門部会部会長などをつとめ、2001年9月~06年9月には内閣府特命顧問として小泉政権の政策支援に携わった

鷲尾悦也[ワシオエツヤ]
1938年、東京都生まれ。63年、東京大学経済学部卒業、同年、八幡製鉄株式会社入社。70年、新日鉄本社労働組合書記長に就任、労組専従となる。78年に新日鉄労連書記長に就任してから、鉄鋼労連中央執行委員長、日本労働組合総連合会(連合)事務局長を歴任、97年には連合会長に就任する。2000年、全労済協会理事長、01年、全労済理事長。06年からはパソナグループ仕事大学校の校長。09年、国際交流基金監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モッタ

11
★★★☆☆ シンプルですごく分かりやすい説明だった。派遣切り、少子高齢化による人口減少などの様々な雇用状況を「助ける」のではなく、「解決」しようとパソナ代表南部さんは考えている。もっと流動的な働き方ができればと私も思う。2012/01/13

魚京童!

10
「働き方」は変わらない。2015/02/16

キョートマン

9
10年前の本だから少し情報が古い気がするが、現在人材の流動性が高まっているあたり、この本が思い描いていた通りになっている気がする。ネットだと蛇蝎の如く嫌われている竹中さんだけど、調べれば調べるほどそんな悪い人じゃない気がしてくる。新自由主義は世界の潮流だし、その中ではうまくやったんじゃないかな2020/11/16

がんぞ

5
失業をなくすのは政治家の一番の責任なんだけどねえ。農業9割から1割以下になったのに匹敵する大変動が起ころうとしている。グローバル化により英語で文書を速読し、交渉し得る人材、あるいはそれに匹敵する特殊技能でないと高収入は得られなくなり、フラットな労働は肉体労働現場労働が一番の高収入になるかも知れない。働くことが自己実現として「やりたいこと」を見つけるためには転職を何度かするのが望ましい、それを不利にしない年金などの制度設計が求められる。竹中は権力の座にあった時に、米国不動産バブル崩壊を予見できなかった大馬鹿2011/12/05

Humbaba

4
これからを生きていくためには,今まで以上に働き方というものを考える必要がある.派遣というのもひとつの働き方ではあったが,今のままでは問題も大きい.大切な事は,自分が何を求めているのかを明らかにして,それに対して優先順位をつけていくことである.それによって自分の満足できる結論が得られる.2010/10/08

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