「中国なし」で生活できるか―貿易から読み解く日中関係の真実

電子版価格
¥1,300
  • 電書あり

「中国なし」で生活できるか―貿易から読み解く日中関係の真実

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569773858
  • NDC分類 678.21
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日中貿易から読み解く日本と中国のつながり。

食品、衣類、家電製品。今や私たちは中国からの輸入なくして生活が成り立たない。中国の製造現場の実態と、日中貿易のあるべき姿を提示。

ウナギ60%、タケノコ89%、そば57%―。これらはすべて中国産である。食料品だけではない。モノづくりのグローバル化が加速する中、日本は多くの製品を中国から輸入している。日本メーカーのお家芸のように思われているノートパソコンでさえ、2007年に輸入されたうちの実に98%が中国からのものだった。私たちの日常は中国からの輸入品に支えられているのだ。

▼だが、2008年1月に起きた「毒ギョーザ事件」の際のバッシングのように、中国からの輸入品に対する不信感は根強いものがある。中国製品とうまく付き合うためには、どんな製品が輸入されているのか、どんな現場で生産されているのか、どのような過程を経て日本に輸入されているのか、を知る必要がある。

▼本書では、現代中国の産業研究を専門とする著者が、中国製品への依存の実態と生産現場の実情をレポートした。中国製品とのかかわりを通じて、日中の複雑に絡み合った貿易事情が見えてくる。

●はじめに ――「中国なし」の生活は送れるのか 
●序章 日本と中国の貿易関係 
●第1章 食卓の主役は中国産? ~中国の食品は本当に危険なのか~ 
●第2章 世界の衣服工場・中国 ~「日本製」のなかに潜む中国製品~ 
●第3章 グローバル化するモノづくり ~電化製品・情報サービスに見る中国製品への依存~ 
●第4章 身の回りに溢れるMade in China ~家具・日曜品輸入の知られざる実態~ 
●第5章 中国製の自動車が街を走る日 ~日中自動車・オートバイ・自転車産業の行く末~ 
●終章 中国への依存をどう考えるか

内容説明

ウナギ60%、タケノコ89%、そば57%―。これらは全て中国産である。中国からの輸入が増え続ける中で、日本がとるべき道とは。

目次

はじめに―「中国なし」の生活は送れるのか
序章 日本と中国の貿易関係
第1章 食卓の主役は中国産?―中国の食品は本当に危険なのか
第2章 世界の衣服工場・中国―「日本製」のなかに潜む中国製品
第3章 グローバル化するモノづくり―電化製品・情報サービスに見る中国製品への依存
第4章 身の回りに溢れるMade in China―家具・日用品輸入の知られざる実態
第5章 中国製の自動車が街を走る日―日中自動車・オートバイ・自転車産業の行く末
終章 中国への依存をどう考えるか

著者等紹介

丸川知雄[マルカワトモオ]
1964年、東京都生まれ。87年、東京大学経済学部卒業。同年アジア経済研究所入所。2001年4月より東京大学社会科学研究所助教授、07年4月より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。