PHP新書<br> 数字のウソを見破る

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PHP新書
数字のウソを見破る

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569773766
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報

もっともらしい数字の裏の、ウソ・意図を読む。

世のなかには様々な数字がもっともらしく出まわっているが、単純に信用すると騙されてしまう。ウラに隠されたウソや意図を読み解く法。

私たちの身の周りにはさまざまな数字が溢れている。

▼健康診断の正常値や失業率・有効求人倍率、テレビの視聴率など、個人にとっても社会にとっても、数字は大きな力を持っている。

▼しかし、客観的でウソがないように見えるそれらの数字には、そのまま信じると騙されるものもしばしばある。たとえば、テレビの視聴率の0.1%の違いで広告会社は動くが、サンプル調査ゆえの誤差の範囲でまったく意味はない。

▼医療・健康・経済・社会に関するいろいろな数字を取りあげて、そのウラを暴く。

▼■メタボリックシンドローム ■コレステロール ■がん検診 ■脳ドック ■薬の治療効果 ■食品成分表 ■医師国家試験合格率 ■医師不足・看護師不足 ■死ぬ場所・生まれる場所 ■天気予報 ■視聴率 ■消費期限・賞味期限 ■郵便局の民営化 ■地球温暖化 ■ナンピン買い ■失業率・求人倍率 ■女性の就労率 ■保育 ■婚外子 ■平均寿命

●はじめに 

▼【第一章】医療と健康の数字 
●!?メタボリックシンドロームの判定基準はおかしい 
●!?コレステロールの正常値に根拠はない 
●!?日本人は無駄ながん検診ばかり受けている 
●!?脳ドックは脳外科医のためのもの!? 
●!?治療効果を誇張するトリック 
●!?「食品成分表」はどこまで信頼できるか 
●!?医師国家試験合格率のウソ 
●!?失政が起こした医師不足と看護師不足 
●!?病院で生まれて病院で死ぬ時代 

▼【第2章】社会と経済の数字 
●!?天気予報は本当に当たっているのか? 
●!?意味のないテレビの視聴率競争 
●!?製造年月日が消費期限・賞味期限に変わった理由 
●!?民営化で郵便局のお客様が減った? 
●!?「最近、暑くなっているように思う」のは地球温暖化ではない 
●!?値下がりした株を買い増してしまう罠 
●!?失業率・求人倍率は実態を反映していない 
●!?女性の就労率は戦前のほうが高かった 
●!?少子化対策に必要なのは「子ども手当て」よりも保育の充実 
●!?婚外子が少子化問題を解決する 
●!?平均寿命は重要でない 
●あとがき

内容説明

私たちの身の周りにはさまざまな数字が溢れている。健康診断の正常値や失業率・有効求人倍率、テレビの視聴率など、個人にとっても社会にとっても、数字は大きな力を持っている。しかし、客観的でウソがないように見えるそれらの数字には、そのまま信じると騙されるものもしばしばある。例えば、テレビの視聴率の〇.一%の違いで広告会社は動くが、サンプル調査ゆえの誤差の範囲でまったく意味はない。医療・健康・経済・社会に関するいろいろな数字を取りあげて、そのウラを暴く。

目次

第1章 医療と健康の数字(メタボリックシンドロームの判定基準はおかしい;コレステロールの正常値に根拠はない;日本人は無駄ながん検診ばかり受けている;脳ドックは脳外科医のためのもの!?;治療効果を誇張するトリック;「食品成分表」はどこまで信頼できるか;医師国家試験合格率のウソ;失政が起こした医師不足と看護師不足;病院で生まれて病院で死ぬ時代)
第2章 社会と経済の数字(天気予報は本当に当たっているのか?;意味のないテレビの視聴率競争;製造年月日が消費期限・賞味期限に変わった理由;民営化で郵便局のお客様が減った?;「最近、暑くなっているように思う」のは地球温暖化ではない;値下がりした株を買い増してしまう罠;失業率・求人倍率は実態を反映していない;女性の就労率は戦前のほうが高かった;少子化対策に必要なのは「子ども手当て」よりも保育の充実;婚外子が少子化問題を解決する;平均寿命は重要でない)

著者等紹介

中原英臣[ナカハラヒデオミ]
1945年生まれ。東京慈恵会医科大学卒。医学博士。1977年より2年間、米国セントルイスのワシントン大学でバイオ研究に従事。その後、山梨医科大学(現・山梨大学医学部)助教授、山野美容芸術短期大学教授などを経て、現在、新渡戸文化学園短期大学学長。マスコミでコメンテーターとしても活躍

佐川峻[サガワタカシ]
1944年生まれ。早稲田大学理工学部卒。科学評論家。1969年より3年間、旧西ドイツのマールブルク、ゲッチンゲン両大学で素粒子論を研究。帰国後は著作と科学評論で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

10
世間ではもうずいぶん長いこと感染症が話題になっているようだが、自粛的なことは終わったのだろうか。街を行く人の数はずいぶん増え、あの閑散とした雰囲気はなくなってしまった。やはり単位面積あたりの人間往来量には快適限界があり、都会では常時不快域なんである。人々の感染症に対する反応スペクトルは意外に広く、対応レベルもさまざま。まったくのノーケア派から究極的ロックダウン派まで、それぞれの判断がある。そして多くの場合、その根底には互いに矛盾を含むデータ達がひしめいている。問題は重症率・死亡率があまりに低いことにある。2022/05/12

ユウユウ

5
星3。分母を増やしたり減らしたりして数字を操作することはある意味分かりやすく、だからこそそんな簡単に操られるのかと思うと怖さを感じた。まずは何%という一見具体的な話も疑ってみる必要ががある。冷静な目線で数字も捉えられるようになりたい。“騙されるな!”2023/09/08

復活!! あくびちゃん!

4
(全般的には)面白かった。特に、第1章の医療関係に関する話は「へぇ~」と思わされることが多った。ただ、後半になるにしたがってやや尻すぼみになったのが、残念だったけど。2014/10/28

AKI

3
前々から視聴率の数パーセントの違いに一喜一憂するのって、意味あるのか?と思っていました。結論は、数パーセントはやはり統計誤差の範囲ということ。2020/06/13

はすのこ

3
利権と結びついている数字という存在。2016/01/19

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