出版社内容情報
民主党政権でなにがどう変わるのか。国民の期待は希望に変わるのか。その「不安」に竹中教授が回答、さらにあるべき政策を提示します。
歴史的な「政権交代」からほぼ2カ月が経ち鳩山新政権の全貌が次第に見えてきた。しかし民主党は、脱官僚依存や「子ども手当て」政策などの国民にとって魅力ある政策を掲げたゆえに、政権奪取ができたのではない。あくまで「政治的なバブル」が生じたのである。その「バブル」に見合うだけの実力を発揮することが果たしてできるのか。2008年末以降の不況からなかなか脱け出せない日本経済に山積する緊急課題を、本当に解決していくことができるのか。いま日本国民が抱える「不安」を明確にし、その課題に対してどう考えどう対応すべきかについて説いたのが、本書である。骨抜きになりそうな「郵政民営化」。先が見えない民主党流地域主権。そして、財源なきバラマキ政策の結末に見え隠れする「重税国家」への道。小泉改革の司令塔として活躍、政治の現場でその政策遂行能力をいかんなく発揮した筆者による新政権への緊急提言は、どの筆者よりも真実味がある。
●序
●第1章 鳩山新政権が抱える不安 ――「期待」は果たして「希望」に変わるのか
●第2章 鳩山政権による改革のゆくえ
●第3章 民主党がいますぐに取り組むべきこと
●第4章 民主党に知っておいてほしいこと ――先例からの教訓
●あとがき 日本はまだまだ成長できる
内容説明
バブルはいずれ崩壊する!?財源なきバラマキ政策、骨抜きになる郵政民営化―山積する日本経済の緊急課題にどう対峙すべきか!鳩山新政権に緊急提言。
目次
第1章 鳩山新政権が抱える不安―「期待」は果たして「希望」に変わるのか(マクロ経済を論じてこなかった民主党;財政・金融政策の弱点 ほか)
第2章 鳩山政権による改革のゆくえ(小泉改革を悪に仕立て上げたのは誰か?;郵政民営化に赤信号が灯った ほか)
第3章 民主党がいますぐに取り組むべきこと(改革をどう進めるか;経済成長実現のために何をすべきか ほか)
第4章 民主党に知っておいてほしいこと―先例からの教訓(「国家戦略局」という存在のあり方;諸外国の事例―成熟した政権交代に学ぶ)
著者等紹介
竹中平蔵[タケナカヘイゾウ]
1951年、和歌山県生まれ。73年、一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行に入行、その後、ハーバード大学客員研究員、ペンシルバニア大学客員研究員、大蔵省財政金融研究所主任研究官、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授を歴任し、98年に「経済戦略会議」(小渕首相諮問会議)メンバーとなる。2001年には小泉内閣で経済財政政策担当大臣に就任し、02年、金融担当大臣・経済財政政策担当大臣、04年、経済財政政策・郵政民営化担当大臣。2005年からは総務大臣・郵政民営化担当大臣をつとめた。現在は、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長・大学院メディアデザイン研究科教授。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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