出版社内容情報
民主党は日本の何を変えようとしているのか?
誰よりも民主党を知る政治ジャーナリストが明かす「民主党維新」の本質。自民党を下野させた民主党が戦う相手は、霞が関のなかにいる!
2009年8月30日の衆議院選挙は、日本政治史に一線を画する結果となった。長年にわたり磐石の地盤を築いてきた自民党は、なぜ今回、惨めきわまりない敗北を喫することになったのか。また、115議席から308議席に飛躍した民主党への「国民の期待」は、はたして実を結ぶのか。「寄り合い所帯」「マニフェストに現実味がない」というメディアの批判は正しいのか。著者はこれらの疑問に答えを出すべく、フリーランス・ジャーナリストの立場から鳩山由紀夫氏、小沢一郎氏をはじめ、民主党首脳の動向に肉薄。総選挙の現場を探るため全国を踏破し、「政権交代」の舞台裏をえぐり出す。さらに、選挙時に民主党が訴えた「脱・官僚主導の政治」が実現すれば、日本という国家の姿は、いままでとはまったく異なるものになる。自民党の崩壊とともに、政・官・財の癒着のトライアングルもまた「ぶっ壊れる」のか。興味がつきない新政権の内実に、深く切り込んだ一冊。
●序にかえて
●第一章 ドキュメント総選挙 ――そして自民党は崩壊した
●第二章 官僚内閣制の罪と罰
●第三章 民主党は霞が関に勝てるか
●第四章 宰相・鳩山由紀夫論
内容説明
財源はある!脱・官僚政治は実現できる!民主党を知り尽くしたジャーナリストが総選挙後緊急発刊。
目次
第1章 ドキュメント総選挙―そして自民党は崩壊した(「お仕置き」程度では済まなかった;自民党への「嫌悪感」 ほか)
第2章 官僚内閣制の罪と罰(腐敗した鉄のトライアングル;田中派は「陳情の総合病院」 ほか)
第3章 民主党は霞が関に勝てるか(的外れだった「ねじれ国会」論;政権担当能力の試金石となった小沢氏の秘書逮捕 ほか)
第4章 宰相・鳩山由紀夫論(鳩山執行部は政権奪取後を見据えた戦略だった;「菊をつくった」鳩山代表 ほか)
著者等紹介
上杉隆[ウエスギタカシ]
1968年、福岡県生まれ。都留文科大学卒業。NHK報道局勤務、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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