PHP新書<br> ハーフはなぜ才能を発揮するのか―多文化多人種時代ニッポンの未来

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PHP新書
ハーフはなぜ才能を発揮するのか―多文化多人種時代ニッポンの未来

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569773025
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C0230

出版社内容情報

多文化多人種時代の日本はどこへ向かうのか?

30人に1人がハーフとして生まれる現代日本。彼らのアイデンティティはどこにあるか? 多人種時代の実相に気鋭のジャーナリストが迫る。

芸能人をはじめスポーツ選手やキャスターなど、ハーフ(ミックス)の活躍ぶりを目にする機会が増えた。現在、日本では新生児の約30人に1人が「両親のどちらかが外国人」だという。彼らの素顔やアイデンティティとは? 二つの異なる文化をどのように吸収したのか? また、欧米系とアジア系では、どのような意識の違いが見られるのか? 本書では、20~30代のハーフを多数取材しながら、若い世代の目線でグローバル社会の生き方を問う。彼らは、複数の言語を体得できる環境にあるため、活躍の場も広げやすい。その一方で、ハーフはいわれなき差別も受けている。さらに、青年期には自己アイデンティティの確立に悩む経験も持っている。そのことが精神的に成長する要因にもなっているようだ。著者は、ハーフの家族観、教育観、日本観などを取材しながら、「トランス・ヒューマンな生き方」を提唱する。真の国際人となるために、示唆に富んだノンフィクションである。

●序章 今、なぜミックスの時代なのか 
●第1章 欧米系ミックスたちの素顔とアイデンティティ 
●第2章 アジア系ミックスたちの素顔とアイデンティティ 
●第3章 ミックスたちの教育と家族 ――日本人という枠を超えて 
●第4章 閉塞する日本という共同体 ――ミックスたちの本音 
●第5章 特別視されるミックス、差別されるミックス 
●第6章 帰国子女と海外に旅立つ日本人たち 
●第7章 日本の優れた点はどこか ――これからも保つべき伝統・文化、美徳 
●終章 真の国際人になるために ――「トランス・ヒューマンな人々」を目指す 
●あとがき 

内容説明

芸能人をはじめスポーツ選手やキャスターなど、ハーフ(ミックス)の活躍ぶりを目にする機会が増えた。現在、日本では新生児の約30人に1人が「両親のどちらかが外国人」だという。彼らの素顔やアイデンティティとは?二つの異なる文化と言語をどのように吸収したのか?また、欧米系とフジア系では、どのような意識の違いが見られるのか?本書では、20~30代のハーフを多数取材しながら、若い世代の目線でグローバル社会の生き方を問う。真の国際人となるために、示唆に富んだノンフィクション。

目次

序章 今、なぜミックスの時代なのか
第1章 欧米系ミックスたちの素顔とアイデンティティ
第2章 アジア系ミックスたちの素顔とアイデンティティ
第3章 ミックスたちの教育と家族―日本人という枠を超えて
第4章 閉塞する日本という共同体―ミックスたちの本音
第5章 特別視されるミックス、差別されるミックス
第6章 帰国子女と海外に旅立つ日本人たち
第7章 日本の優れた点はどこか―これからも保つべき伝統・文化、美徳
終章 真の国際人になるために―「トランス・ヒューマンな人々」を目指す

著者等紹介

山下真弥[ヤマシタマヤ]
1982年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。作家、ノンフィクションライター。一部上場企業勤務を経て、ラ・フェミテ事務所にて本格的な作家活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yu

3
タイトルから類推すると各分野で、活躍するミックス(いわゆるハーフだが、本書ではミックスと呼んでいるので、以下はそれに準ずる)を取材し、その活躍の要因や背景等を分析する本なのかと思ったが、どちらかといえばミックスや帰国子女によるありきたりな「ここが変だよ」のような日本論の域を出ない印象を持った。もちろん、それが悪いわけではないが、彼らが思う日本の良さにまつわることに割くページ数が少ないなど少しバランスが悪い。 しかしながら、2015/05/15

リンリ

1
この本の構成どうなってるの?何回も同じ所を読み直してると勘違いしちゃった才能があるハーフにインタビューしてまとめた本だからそうなるわ2016/12/08

三崎口@ネットつないだら本格復帰します

1
ものすごーく期待して買ったのだが・・・見事に裏切られた。たかが数人の事例を出して語られても残るものなどない2014/04/19

remy

0
う~ん。取材対象が偏っているのではと疑問を持ちました。ずっと日本育ちのハーフとかの話も聞けると思って読んだのに、、、。欧米系ハーフ=都会のインターナショナルスクール、アジア系ハーフ=田舎の公立学校っていうイメージとハーフは何か国語も話せるというイメージをこの本を読むと受ける。日本人の欧米に対するコンプレックスに触れていたが、著者も少なからずコンプレックスを持っているのでは?と思った。日本に対しても偏った考え持ってるんだなと感じた。2013/11/22

niko@business

0
タイトルの「ハーフはなぜ才能を発揮するのか」その考察より、日本と日本人の批判的考察の要素が分量においても強く、肩透かしではあった。別の視点で見ると日本への警鐘であり、教育面や労働体制、閉鎖的環境、差別意識は納得できるし、改善もしたい。残念なのは、著者自身がフラットな視点を持っていない(日本は問題あり)、その一点の考察に占められるので、読み物として狭さを感じる。全体を通してみると、突然の纏めに違和感があったり、主旨がぼやけ骨組みがあいまいになっているので、雑然とした印象を残す。2013/07/21

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