出版社内容情報
5人の天才たちの人生が物語る「障害」の強み。
信長、北斎、熊楠、英世、中内……。時代を象徴する5人の天才たちの生き様は、「障害」のマイナス面だけでなくプラスの効用を物語る。
キレやすかった信長、段どりできない北斎、浪費グセの野口英世。
▼だからこそ彼らは偉人になった。
▼かけがえのない才能を殺さないために
▼キレやすく執拗だった織田信長、段どり・あとかたづけができなかった葛飾北斎、異常なまでにものを書きまくった南方熊楠、お金にだらしがなかった野口英世、際限のない欲望に駆られ働きつづけた中内功。彼らの伝記や日記を読み解くと、コミュニケーションや日常生活に独自の困難を抱えていたことは明らか。脳になんらかの機能障害があったのではないかと筆者は推測する。
▼大切なのは、だからこそ彼らは「天才」たりえたのだ。「障害」の負の側面ばかりにとらわれ、才能を殺しがちの日本社会に必要な発想の転換。
▼【特異な生涯を送った5人の天才たち】
▼CASE1 キレやすい信長
▼CASE2 かたづけられない北斎
▼CASE3 てんかんもちの熊楠
▼CASE4 野口英世の放蕩癖
▼CASE5 サバイバーとしての中内功
●はじめに
●CASE1 キレやすい信長
●CASE2 かたづけられない北斎
●CASE3 てんかんもちの熊楠
●CASE4 野口英世の放蕩癖
●CASE5 サバイバーとしての中内功※
●おわりに ――日本社会の活力の回復を目指して ※功=正式な字は“エ+刀”
内容説明
キレやすく執拗だった織田信長、段どり・あとかたづけができなかった葛飾北斎、異常なまでにものを書きまくった南方熊楠、お金にだらしがなかった野口英世、際限のない欲望に駆られ働きつづけた中内功。彼らの伝記や日記を読み解くと、コミュニケーションや日常生活に独自の困難を抱えていたことは明らか。脳になんらかの機能障害があったのではないかと筆者は推測する。大切なのは、だからこそ彼らは「天才」たりえたのだ。「障害」の負の側面ばかりにとらわれ、才能を殺しがちの日本社会に必要な発想の転換。
目次
1 キレやすい信長
2 かたづけられない北斎
3 てんかんもちの熊楠
4 野口英世の放蕩癖
5 サバイバーとしての中内功
おわりに 日本社会の活力の回復を目指して
著者等紹介
正高信男[マサタカノブオ]
1954年大阪生まれ。大阪大学人間科学部卒業、同大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員、ドイツ・マックスプランク精神医学研究所研究員、京都大学霊長類研究所助手、東京大学理学部助手、京都大学霊長類研究所助教授を経て、同研究所教授。専攻は認知神経科学。ヒトを含めた霊長類のコミュニケーション研究の第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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