PHP文庫
志らくの言いたい放題

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569768014
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0195

出版社内容情報

落語芸術協会から脱退して生まれた立川流の家元・談志と弟子たち。その奇妙で独特な世界を、談志イズムを継承した志らくが軽妙に語る。

内容説明

「傑出した文化は鎖国から生まれる」。一時の立川流はまちがいなく鎖国社会だった。落語立川流は、寄席で修業できなかろうが、昔の落語ファンから罵声をあびようが、信じて修業を重ねてきたアウトロー集団。いまでは、落語界を牽引する、志の輔、談春、志らく、談笑“立川流四天王”を育てた「談志イズム」とはなにか。談志原理主義の著者が本書で語り尽くす。

目次

序章 「立川流」とはなんなのか
第1章 継承される「談志イズム」
第2章 談志への愛、演劇への愛
第3章 立川談春伝説
第4章 個性なのか、ぶざまなのか
第5章 立川志らく伝説
第6章 談志の価値観、一門の了見
第7章 立川談志伝説の真相
終章 立川流はどこへ行くのか

著者等紹介

立川志らく[タテカワシラク]
落語家、映画監督(日本映画監督協会所属)、映画評論家、劇団「下町ダニーローズ」主宰。1963年、東京都に生まれる。1985年、日本大学芸術学部在学中に立川談志に入門、1988年に二つ目、1995年に真打ちへ昇進。二つ目時代は、兄弟子立川談春と組んだコントグループ「立川ボーイズ」としても活動。その後は、同世代の若者に落語の面白さを伝えることに力を注ぐ。その一環として、映画と古典落語を巧みに合体させた「シネマ落語」を次々と創作、70本を超える作品を発表している。そのほか、昭和歌謡曲博士、寅さん博士の異名をもち、さらにはTVコメンテーターなど活動は多岐にわたり、落語界の鬼才として注目され続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

19
図書館本。最近はTVのコメンテーターとしてもちょくちょく観る著者。最初の方でサッカーの悪口をこれでもか!と書いてますが、<無知だからこそこうやって平然と悪口が言える。もしもサッカーの試合を生で見て、少し勉強をして、ついにはサッカー選手の友達でもできようものならば、これらの言葉はすぐに撤回するだろう。そのぐらい悪口、毒舌とはいいかげんなもので>と続いています。いいのか、それは?(続く2018/10/10

雨巫女。@新潮部

13
《私-図書館》談志さんを志らくさんが、愛してたのが、よくわかった。立川流の弟子の育て方が、個性的な落語家を育てたんですね。2020/07/08

スプリント

10
立川ボーイズは尖りすぎていてあまり好きになれず、 落語家立川志らくは談志コピーのようであまり好きになれず、 評論家志らくもコメントの内容があまり好きになれず、 でも妙に気になる落語家です。 2019/01/11

Tomomi Yazaki

9
落語は見たことはないけど、最近コメンテーターとしてちょくちょく見かける志らくの本音に少しでも触れられればと思い購入。志らくは確かに談志の信者だった。彼の理論は飛躍に飛躍しているけど、物事の本質を言い当て、痛快な気持ちで読む事が出来ました。演劇に対する熱意は共感できなかったけど・・・。中盤からは談春をはじめとする彼の仲間たちとの回想録で、面白エピソード満載。これを読んで分かりました。志らくはなんらぶれることもなく、きっとこれからも、その怖いもの知らずで等身大の物腰をもって、メディアで活躍する事でしょう。2019/06/24

ラッキー

5
志らくさんの核としているものがよく分かった。談志さんの「人生なりゆき」という言葉も印象的だった。読みやすかったです。2018/05/29

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