出版社内容情報
なぜ松下幸之助だけが「経営の神様」とよばれるのか? その決断と行動の理念を、彼の人生を辿りつつ鮮やかに追体験できる傑作人物評伝。
【著者紹介】
作家
内容説明
彼が“神様”とよばれた理由に迫る!不世出の経営者は何を思い、どう決断したのか?熱い思いを込めて、その人生を語り尽くした著者渾身の「決定版・松下幸之助伝」。
目次
松の下の家に生まれて
紀ノ川駅の別れ
電気との出会い
無謀な賭け
自転車ランプ
長男幸一の死
好況よし、不況なおよし
水道哲学と創業命知元年
大番頭・高橋荒太郎
戦時下の松下電器
GHQとの戦い
フィリップス社との提携
熱海会談
中内功との戦い
ビデオ戦争
石田退三との出会い
経営する哲学者
国家に経営理念を求めて
著者等紹介
北康利[キタヤストシ]
昭和35年12月24日、名古屋市生まれ。大阪府立天王寺高校、東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家として富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長などを歴任。平成20年6月にみずほ証券を退職し、本格的な作家活動に入る。関西学院大学非常勤講師、“100年経営の会”顧問。『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞、講談社)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三色団子
1
松下電工(現パナソニック)を創業した松下幸之助の生い立ちから起業、亡くなるまで。確かに「神様」と呼ばれても納得できる。身につけたくても自分とは次元が違う。2017/01/31
ちゃあぼう
1
松下幸之助氏の生涯がわかりやすく記述されている。 幸之助氏の部下やお取引先への気配り心配りが素晴らしい。 幸之助氏をはじめ戦後に設立された大企業の創設者の方々は国民と日本の国のために働くという尊い意志を持っていたことがよく理解できる作品だった。2019/09/29
Tatsuhiro Hashida
1
読もう読もうで読んでなかった松下幸之助さん関連の本。経営の神様ってのは結果であって、その根本はヒトとしての正しさ、筋なんだなと思いました。判断力ってことでは確かにすごいのかもですが。また違う本も読んでみようと思います。2019/03/20
daichan
1
人生も経営である。まさにその通りと思う。2018/04/22
たるとレット・ブルーベリー
1
「経営の神様」と呼ばれたひとだとは知っていた。ナショナルと呼ばれていた松下電器産業を興したひとだというのも知っていた。だけど、「松下幸之助」という人物は知らなかったんだなと実感。「日に新」っていい言葉だ。80歳を過ぎても「素直」な姿勢を貫くって(最近の逆切れ老人の事件が多発するのをみるにつけ)凄いことだと思う。PHP研究所を創ったひとだというのも初めて知りました。今の電器業界のあれこれを、もし生きてらしたらどう乗り切っていったのか、知りたい気がします。面白かった。2015/12/07