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PHP文芸文庫
北への旅―なつかしい風にむかって

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569761565
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

北東北3県(青森・秋田・岩手)の人と風土に魅せられたシーナが、カメラ携え旅をしたフォト&エッセイ集。震災3年目に贈る決定版!

【著者紹介】
作家

内容説明

「北東北」と呼ばれる青森・秋田・岩手の三県に魅せられたシーナは、カメラを携えずんずん北へ。陸奥のさらに奥へ。そこはなつかしい風が吹き、訪れる人を優しく包み込んでくれる。“角館。はるばるきたけど日曜散歩。”“のどかな八戸の朝市場通り”“雨の小岩井農場敗走の記”など、あなたの心を解きほぐすシーナ節全開のフォトエッセイ。文庫版のための三年目の旅「いちばん足を運んだ宮古の今を歩く」も収録。

目次

津軽半島をいく―ひとまわり撮影紀行(なぜ津軽にむかったか;煮干しラーメンに送られて;ごらんあれが吹雪の竜飛岬;人をどう撮るか)
北東北―雲ながれ風まかせ旅(宮古のしあわせな四角と丸;モヤシとサクラ;角館。はるばるきたけど日曜散歩。;暑さも海も祭りも夏色 ほか)

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年東京都生まれ。1979年より小説や写真の作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

24
 青森、秋田、岩手ー北東北の旅の記録。「昭和軽薄体」とも呼ばれる椎名誠の文章の魅力はその肩肘張らない軽みにあるが、不意打ちのように現れる余情も大きな魅力である。市場や横丁の賑わいや喧騒もあれば、漁港にもやってある小船がみな雪をかぶった様子や、早春の溶け残った雪のある遠野の田野の風景など、「しん」とした情景が巧みに織り込まれる。食べ物の話の盛り込み方もやはりうまい。雪の降り積もった庭で、かがり火のなか、熱い甘酒とせんべい汁を「ふうふう」やりながら観た八戸のえんぶりというお祭りの描写からは、⇒2020/03/23

tsubomi

8
2015.02.08-02.23:震災前の北東北への旅をモノクロ写真とシイナ氏独特の語り口で表現した旅エッセイ集。表紙の写真のような典型的ほっかむらーをはじめとして北東北の日常(著者にとっては非日常)を切り取った作品が多く、物事は視点が違うだけでワクワクするような玩具や冒険に変わるのだということがわかります。素朴で温かい写真が多いですが、特に西馬音内盆踊りの女性の“目元以外を全部覆い隠す”衣装は、まるで砂漠の民のようでエキゾチック。シイナ氏が種差海岸を気に入ったらしく何度も訪れているのも印象的でした。2015/02/23

ダンスにホン!ころりん

7
20140324第1版第1刷 140501読了 東北地方へ出かけたくなった。いざ東北へ。2014/05/01

kashimacchi

5
北東北を中心にしたフォトエッセイ。椎名誠のエッセイはかなり読んでいると思うが中でも秀逸。「八戸」「大間」「夏油温泉」特にお気に入り。写真もいい感じ。2019/11/08

sugahata

3
10年前の北東北へのほのぼの旅行記。著書が多すぎて読んだかどうかわからないが、偶然見かけ、読んでないような気がして手に取った。ラーメン描写多めで嬉しい。2021/04/02

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