出版社内容情報
脳生理学の立場から解明する共感力の高め方。
現代人は共感性が欠如しているのか? 涙と笑いはなぜストレス発散になるのか? 脳生理学の立場から共感能力を鍛える生活法を説く。
人間関係の根底にある「共感性」が失われつつある。わが子を愛せない母親、すぐにキレる若者など、殺伐とした現代人に特効薬はあるのか。本書は、脳生理学の立場から「共感」とは何かを問う。人間には本来、他人の表情や態度から直感的に心を読み取る「共感脳」が備わっているという。その働きを活性化するのが、セロトニンという脳内物質。著者は、セロトニンをはじめ、ドーパミン、ノルアドレナリンの三つの脳内物質の相互作用を光の三原色にたとえて説明する。つまり、興奮をもたらすドーパミンはポジティヴな赤、ストレスを感じた時のノルアドレナリンはネガティヴな青、セロトンは心が安定した状態を表わす緑にたとえている。人間生活には、この三原色のバランスが大切である。とりわけ現代人には、セロトニン神経を刺激するリズム運動や、涙の効用の必要性を説く。さらに、愛する人の痛みを感じる脳の実験データも興味深い。人間らしさを科学した注目の一冊。
●プロローグ 共感性を失った現代人
●第1章 共感脳の発達
●第2章 脳と共感性
●第3章 共感脳の発達を妨げる環境
●第4章 感情や意欲と脳の関係
●第5章 涙を流せば共感脳が活性化する
●第6章 共感脳を活性化する生活
●あとがき
内容説明
人間関係の根底にある「共感性」が失われつつある。わが子を愛せない母親、すぐにキレる若者など、殺伐とした現代人に特効薬はあるのか。本書は、脳生理学の立場から「共感」とは何かを問う。人間には本来、他人の表情や態度から直感的に心を読み取る「共感脳」が備わっているという。その働きを活性化するのが、セロトニンという脳内物質。そして、セロトニン神経を刺激するリズム運動や、涙の効用を紹介する。さらに、愛する人の痛みを感じる脳の実験データも興味深い。人間らしさを科学した注目の一冊。
目次
プロローグ 共感性を失った現代人
第1章 共感脳の発達
第2章 脳と共感性
第3章 共感脳の発達を妨げる環境
第4章 感情や意欲と脳の関係
第5章 涙を流せば共感脳が活性化する
第6章 共感脳を活性化する生活
著者等紹介
有田秀穂[アリタヒデホ]
1948年東京生まれ。東邦大学医学部統合生理学教授。セロトニン道場代表。東京大学医学部卒業後、東海大学医学部で臨床、筑波大学基礎医学系で脳神経の基礎研究に従事する。その間、ニューヨーク州立大学医学部に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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