PHP新書<br> 日本の曖昧力―融合する文化が世界を動かす

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日本の曖昧力―融合する文化が世界を動かす

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569708294
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0221

出版社内容情報

アジアの留学生が絶賛する日本文化講義。

日本人は「あいまい」だからこそ成功した。その「あいまいさ」を生み出したものとは? 韓国人学者が「和」の文化の本質に迫る。

日本人は「物事をはっきり言わない」「自主性がない」などと非難されることが多い。だが韓国出身の比較文化学者である著者はいう。むしろ曖昧だからこそ、日本は世界有数の安全で豊かな国になれたのだ。これからは世界全体に、調和がとれた人間関係、環境への順応性を生み出す「曖昧力」が求められる時代になるだろう。

▼では、日本人の曖昧さはなぜ生まれたのか? 微妙な歪(ゆが)みを愛する美意識の源泉とは? 本書では日本文化、日本人の精神性の本質に迫り、以下のようなテーマをとりあげる。

▼◎日本人はなぜ旅に出るのか ◎「美の大国」日本はいかにして生まれたか ◎なぜ日本人は穏やかなのか ◎なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか ◎なぜ日本には武士が生まれたのか ◎天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのかetc.

▼拓殖大学で超人気の多国籍講義を紙上再現! 日本の強さと美しさの謎を明かす知的興奮の一冊。

●第一回 日本文化の基礎 ――日本人の「曖昧さ」の根にあるもの 
●第二回 日本人はなぜ旅に出るのか 
●第三回 「美の大国日本」はいかにして生まれたか 
●第四回 日本人はなぜ微妙な歪みを愛するのか 
●第五回 日本の職人はなぜ自然の声に耳をすますのか 
●第六回 世界で一番平等で安全な社会を築いた国はどこか 
●第七回 なぜ日本人は穏やかなのか 
●第八回 日本はいかにして「アジア文明の博物館」となったのか 
●第九回 日本語はなぜ「受け身」を多用するのか 
●第十回 なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか 
●第十一回 なぜ日本には武士が生まれたのか 
●最終回 天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのか 
●特別書き下ろし講義 世界的な課題としての「日本風」 

内容説明

日本人は「物事をはっきり言わない」「自主性がない」などと非難されることが多い。だが韓国出身の比較文化学者である著者はいう。むしろ曖昧だからこそ、日本は世界有数の安全で豊かな国になれたのだ。これからは世界全体に、調和がとれた人間関係、環境への順応性を生み出す「曖昧力」が求められる時代になるだろう。では、日本人の曖昧さはなぜ生まれたのか?微妙な歪みを愛する美意識の源泉とは?日本庭園の世界観や、旅好きの国民性の由来などにも迫る。拓殖大学の超人気講義を紙上再現。

目次

日本文化の基礎―日本人の「曖昧さ」の根にあるもの
日本人はなぜ旅に出るのか
「美の大国日本」はいかにして生まれたか
日本人はなぜ微妙な歪みを愛するのか
日本の職人はなぜ自然の声に耳をすますのか
世界で一番平等で安全な社会を築いた国はどこか
なぜ日本人は穏やかなのか
日本はいかにして「アジア文明の博物館」となったのか
日本語はなぜ「受け身」を多用するのか
なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか
なぜ日本には武士が生れたのか
天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのか
世界的な課題としての「日本風」

著者等紹介

呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国で女子軍隊経験を持つ。83年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)修了。評論家。現在、拓殖大学国際学部教授。著書に、『攘夷の韓国 開国の日本』(文春文庫、第五回山本七平賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっち@カープ女子

37
私の主人はアメリカ人ですが、日本をこよなく愛しています。この著者も日本の良さ、わびさびや、もののあはれを日本人以上にわかっていて、講義仕立てで写真付きの説明がしてあり、とても読み進め易い本です。島国で、日本独特の文化が進化出来て良かったです。元寇の時嵐になったのも神様が味方してくれたのかもしれません。日本の素晴らしさを改めて実感しました。2013/11/05

佐久間なす

34
世界とはどこか違う日本の美意識を、そのルーツとなっている縄文時代(前農耕アジアの時代)から現代まで、韓国人の著者による客観的な視線で解説されている新書です。 この本のタイトルになっている曖昧力とは何かが、結局はわからなかったのでそこはマイナスポイントです。しかし、日本人なのに今まで知らなかった日本や、日本人を深く知ることができたのでよかったです。 私はもとから日本人ではありますけど、この本を読んでより日本人になれたような気がします。2013/08/01

Nunokawa Takaki

5
なかなか目から鱗の著書だった。韓国人が書いた日本文化論であるが、日本人よりも日本のことを深く見つめており、その上教養も豊富だ。日本は海、山、その他の自然が一緒に共存しているという意識が強く、アニミズムを重視することと結びついていく。「自動詞受け身」の話は面白かった。「泥棒に逃げられる」「彼に死なれる」など、どれもよく考えてみたら変だ。これらも、他力、つまり神や自然によって自分たちが生かされているという考えから来ているという。自分の国がいやになったらぜひお読みください。もちろんそうじゃない場合にも。2014/12/10

okame

5
図書館本。拓殖大学での人気講義を文章化したものなので読みやすい。韓国人である著者の視点から見た日本の良さが書かれている。「曖昧力」というものは最後までよくわからなかったが、日本文化と他のアジアの文化の違いがわかって面白かった。特に日本の美的感覚は、中国や韓国とは真逆のものだとわかり驚いた。普段はあまり意識していない神話や日本語の受身形などの視点から書かれていて勉強になりました。2013/10/20

kentake

2
日本文化の良さについて、日本人が気がつかない点まで含めて紹介してくれる、日本人にとっては有難い本である。しかし、一方で、著者と母国韓国との関係が悪化している点を考えると、国際関係の難しさを実感する。2011/11/03

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