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音楽の捧げもの―ルターからバッハへ

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  • サイズ B40判/ページ数 177p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569707525
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0270

出版社内容情報

『すべては音楽から生まれる』第2弾!

『すべては音楽から生まれる』第2弾! J.S.バッハゆかりの地を訪ねたドイツの冬の旅で見つけた、音楽と人生の真実。書き下ろし。

奏でられる恵みに満ちた調べを、私たちは今日も聞いている――。

▼大作曲家J.S.バッハの素顔を求めて、真冬のドイツへ。ワイマールやライプツィヒなど、バッハゆかりの地をめぐる。そこで見出したのは、音楽の父の知られざる姿。そして、宗教改革を成し遂げたルターから二百年の時を超えて受け継がれた「魂のリレー」だった。

▼ゲーテ、シラー、ワグナー、ニーチェ……数々の偉大な叡智。かつてはあんなにも愛した「ドイツ的なるもの」。若かりし日の情熱。小さな町の豊かな文化と誇り。勤勉で親切な人々。はかない日常に宿る、確かな存在。平凡な人生にひそむ奇跡。自分にとって大切なものを真摯に見つめること。厳しく慌しい現代で失われがちなものが、異国の地で次々と思い出される。

▼理智と感性が織り成す、切なくも力強い旅の物語。人生とともにある音楽の真実に寄り添い、生きるということに思いを馳せた。

▼『すべては音楽から生まれる』待望の第二弾! 全編書き下ろし!!

●第1章 バッハへの旅 
●第2章 旅することの恵み 
●第3章 音楽に導かれて 
●第4章 旅の終わり 
●あとがき ――遠くからたぐりよせるために

内容説明

大作曲家J.S.バッハの素顔を求めて、真冬のドイツへ。そこで見出したのは、音楽の父の知られざる姿。忘れかけていた若かりし情熱。そして、宗教改革を成し遂げたルターから二百年の時を超えて受け継がれた「魂のリレー」だった…。ささやかな日常にひそむ確かな存在。自分にとって大切なものを真摯に見つめること。厳しくあわただしい現代で、失ってはいけないもの。人生とともにある音楽の恵みに寄り添い、生きるということに思いを馳せた。『すべては音楽から生まれる』待望の第二弾!全編書き下ろし。

目次

第1章 バッハへの旅(青春の真ん中にドイツがあった;真冬の妖精たち;白いワイマールから;バッハの時間;同時代の空気)
第2章 旅することの恵み(星から十字架へ;奇跡の幕が下りても;ヴァルトブルク城へ;正しいドイツ語;ルターと鯨の骨)
第3章 音楽に導かれて(ワイマールの夕べ;すべては音楽である;若きバッハ;魂のリレー;大聖堂を満たす調べ)
第4章 旅の終わり(ゲーテハウスにて;限られた日常の中で;教養の無限の広がり;音楽を捧げる)

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。理学博士。東京藝術大学、早稲田大学などの非常勤講師も務める。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2006年より、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」キャスター。その他、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭アンバサダーを務めるなど、多彩に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美東

6
音楽についての本ではありません。先人の跡をたどる紀行文です。2020/10/30

ハチ

6
冬のドイツを音楽をたどって旅をする。バッハ、ルター、ゲーテ。静謐さと確かな存在感のある偉人たちの生きた風景を紹介しながら音楽の喜びに触れられる。 写真も美しく、冬のドイツの雰囲気に浸れる。2020/01/07

snoringdog

2
ほとんどご専門とは関係がないように見えますが、繋がっているんでしょうね・・。私はバッハの音楽が好きなので、するっと興味深く読みました。日常の中で偉大な芸術が生まれるということや、旧東ドイツが統一されたときに文化にどのような影響や変化がもたらされたかについて、教養主義について、もっと深く触れてもらいたかったと思います。歴史と文化と宗教と・・・人の営みと。すごい時代だったなあと思わされますが、一方「今」という時代について、考えさせられました。旅している気分になれて楽しかった。。。2010/12/06

ふじひろ

1
旅先で読む。読むシチュエーションも大事ですね。2019/03/03

1
まあ最初に組版見たときの予想どおり大した収穫はなく、「あーバッハゆかりの地の近くでチェロ弾きて〜けど楽器持ってけねーなー」とか「ここ行ったなー」とか、感想はそんなもん。旅行記好きな人はまあいいんじゃないかと思う。2015/05/17

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