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世界連鎖恐慌の犯人―アメリカ発「金融資本主義」の罪と罰

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569705453
  • NDC分類 332
  • Cコード C0030

出版社内容情報

金融危機の原因と対応策をやさしく解説。
アメリカ発の金融工学がデタラメな商品をつくって、世界中にバイキンをばらまいた! 行き過ぎた資本主義の罪と罰を白日の下にさらす!

サブプライムローン問題に端を発した世界同時不況。「金融の神様」といわれたグリーンスパン元FRB議長が、自らの金融政策の過ちを認めた理由とは何か? マスコミを賑わす「インベストメントバンク」「ヘッジファンド」「デリバティブ」「CDS」「CDO」、そして「サブプライムローン」が元凶なのか?

▼本書は、経営コンサルタントの世界に身を置きながら、インベストメントバンクやヘッジファンドのやり口や金融工学のまやかしを知り尽くした著者が、金融知識がない一般の人にもわかるように「金融危機の真因」を明かした書。

▼悪と知りつつ金儲けに走る人たち、百害あって一利なしのヘッジファンド、世間を知らない学者たちがつくった世にも恐ろしいCDOの仕組み、濡れ手で粟の大儲けができるCDSの正体……いま起きていることの実態を知るにつれ、「同時不況」がやがて「連鎖恐慌」に進む未来が予感でき、誰もが身震いすること間違いない。

内容説明

ほんとうの地獄はこれから始まる!マスコミ報道だけでは理解できない真実を明かした衝撃の書、緊急出版。

目次

第1章 この金融危機は誰にも止められない
第2章 インベストメントバンクとは何者か
第3章 これから待ち構える大惨事の元凶たち
第4章 庶民の生き血をすするヘッジファンド
第5章 「金融異星人」たちの恐るべき価値観
第6章 世界連鎖恐慌の全容と今後の対処法

著者等紹介

堀紘一[ホリコウイチ]
1945年、兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、読売新聞経済部を経て、1973年から三菱商事に勤務。ハーバード・ビジネススクールでMBA with High Distinction(Baker Scholar)を取得後、ボストンコンサルティンググループで国内外の一流企業の経営戦略策定を支援する。1989年より同社代表取締役社長。2000年6月、ベンチャー企業の支援・コンサルティングを行なうドリームインキュベータを設立、代表取締役社長に就任。同社を2005年9月、東証1部に上場させる。2006年6月、同社会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

25
09年著。株の取引は当然必要であるが、ヘッジファンドやデイトレーディングなど殆どの人にとって不必要である。自分のカネで無く人様のものを右から左に動かして数億を稼ぐなどまともなビジネスでない。まともに働く人をバカにしている。そういった意味で著者と同意見。リーマンショックを経験しながら、金融界は何も変わらないのか?2019/02/26

ちくわん

2
超癖が強い大ベテラン教師の説明のようで、予想以上にわかりやすかった。これも経験に裏打ちされた具体例のおかげか。それにしてもインベストメントバンクとヘッジファンドのいい加減さには腹が立つ。これらには監督官庁とかないのだろうか?いや、そんなはずはない。いずれものすごい「時限爆弾」だ。地雷の撤去のように少しずつ慎重に進めていかないと。それにしても情報も開示されず、誰が、どうやるのだろう?もしかして、放置の上、突然の原因不明の経済大恐慌。。。となるのか?2017/06/09

風見じじい

1
リーマンショック後に出た本を何冊か読んだが、その中では最もわかりやすく書かれた本でした。アメリカの金融資本主義の暴走を引き起こしたインベストメントバンクとフェッジファンドに対する嫌悪がストレートに書かれています。会計システムへの提言として時価会計を一時的にやめよと言っておられる点は慧眼で、現在それを実施しているのは海外の国であり、日本はそのままなのが情けないと思います。アメリカの会計制度を押しつけられた日本企業がバブル後にほんとに苦しめられた事を忘れないでほしい。2012/10/24

Humbaba

1
ファンドに務めている人間は,トップクラスの知識を持った天才たちである.しかし,天才たちはその頭によって考える能力はあるものの,現場というものを知らない.さらには,知ったとしても金儲けの魅力に勝てず,不幸を拡大生産することも少なくない.2010/06/28

Yスキー

1
堀さんの本は好きで3冊目ですが、1番面白かったです。  個人的に経済について勉強してるんですが、今まで「点」だった知識が「線」となりました。以下抜粋  ・堀江さんや村上さんのバックにいたのはリーマン・ブラザーズだった  ・(CDSについて)日本のGDPを全部合わせても約五百兆円しかない。その十倍以上の六千兆円(CDSの市場規模)のお金など、どこにも存在しない  ・(インベストメントバンクが店頭気配を出すのをやめてしまって)CDOが無価値になったわけではないが、財務理論上では「値のつかないもの」「売れないも2009/01/18

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