出版社内容情報
世界の歴史がいかに伝染病によって大きな変革をとげてきたかをビジュアルに解説。教科書が教えてくれない、知られざる世界の裏面史。
細菌とウイルスがいかに世界史を変えてきたか。
細菌とウイルスが歴史を変える! まさに知られざる世界の裏面史に光をあてたのが本書。過去、感染症がいかに大きな社会変革をもたらしてきたか。主として7つの伝染病を取り上げ、豊富なビジュアルを駆使して明らかにした。
▼視点を変えると、驚くべき歴史の因果関係が浮き彫りになる。たとえば、ローマ帝国の拡大とともに燃料調達のために行なわれた森林伐採。これがイタリアの風土病にすぎなかったマラリアを兵士内に蔓延させ、ついには帝国を分裂・滅亡にまで追い込んでいく。中世ヨーロッパでは黒死病(ペスト)が繁栄と衰退の大きな分かれ目となった。そして、ルネサンス運動がもたらした性の解放が梅毒を蔓延させ、その梅毒への恐れから、禁欲を説く新たな宗教観が誕生するといった具合。
▼もちろん、人類の叡智はこうした感染症を苦労の末に克服してきたわけで、そうした足跡を紹介すると共に、最近の脅威である新型インフルエンザも取り上げている。
[巻頭特集]感染症による文明の混乱と発展の歴史
[PART1]ハンセン病とマラリア
[PART2]天然痘
[PART3]ペスト(黒死病)
[PART4]梅毒
[PART5]結核と新型インフルエンザ
内容説明
細菌とウイルスが歴史を変える。過去、感染症がいかに大きな社会変革をもたらしてきたかをビジュアルに紹介。教科書が決して教えてくれない、もう一つの世界史。
目次
巻頭特集 感染症による文明の混乱と発展の歴史
1 ハンセン病とマラリア
2 天然痘
3 ペスト(黒死病)
4 梅毒
5 結核と新型インフルエンザ
著者等紹介
岡田晴恵[オカダハルエ]
1963年生まれ。共立薬科大学修士課程卒業、順天堂大学医学部博士課程中退、ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所留学(アレクサンダー・フォン・フンボルト奨学研究員)。現在、国立感染症研究所ウイルス第3部研究員。専門は、感染免疫学、ワクチン学、ウイルス学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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