内容説明
サブプライム問題はなぜ起きたのか?欧米の失速で日本経済はどうなる?アメリカ発の金融危機が世界を震撼させているが、「ドル覇権の終焉」を唱えるのはまだ早い、と著者は言う。アメリカの底力を冷静に見極める必要があるのだ。英『エコノミスト』元編集長が、世界を駆け巡りながら考察したコラム&評論集。視点をアジア、欧州、中東、アフリカにも広げ、地球規模の考え方を提示する。「インドは製造業大国になる」「イタリアは日本に学べ」「イランの核問題に潜む危険」…。国際情勢を見直す眼を養う一冊。
目次
序章 欧米の失速で、日本経済はどうなる
第1章 日本の課題と挑戦
第2章 中国―世界の注目を浴びて
第3章 変容するアジア大陸
第4章 アメリカ―信用収縮に苦悩する大国
第5章 ヨーロッパ―新たな課題を乗り越える
第6章 中近東とアフリカ―紛争を終結できるか
第7章 グローバリゼーションと地球温暖化
第8章 レジャーと娯楽
著者等紹介
エモット,ビル[エモット,ビル][Emmott,Bill]
1956年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で政治学、哲学、経済学の優等学位を取得。英国『エコノミスト』誌ブリュッセル支局員、ロンドン経済担当記者を経て、1983~86年、東京支局長として日本に滞在。その後、ビジネス部門編集長となり、1993~2006年、同誌編集長を務める。日本のバブル崩壊を予測した90年の著書『日はまた沈む』がベストセラーに。2006年には、日本経済の復活を宣言した『日はまた昇る』(草思社)を刊行し再び話題となる
烏賀陽正弘[ウガヤマサヒロ]
京都大学法学部卒業。幼少期をニューヨークとロサンゼルスで過ごす。東レ(株)に入社後、国際ビジネスに従事し、訪問した国は80ヵ国にのぼる。海外より帰任後、同社マーケティング開発室長などを経て独立。現在、国際ビジネス・コーディネーター、著術家、翻訳家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大阪魂
はすのこ
ango28
ispanoman
クロネコ団