PHP新書
世界潮流の読み方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 282p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569704319
  • NDC分類 304
  • Cコード C0230

内容説明

サブプライム問題はなぜ起きたのか?欧米の失速で日本経済はどうなる?アメリカ発の金融危機が世界を震撼させているが、「ドル覇権の終焉」を唱えるのはまだ早い、と著者は言う。アメリカの底力を冷静に見極める必要があるのだ。英『エコノミスト』元編集長が、世界を駆け巡りながら考察したコラム&評論集。視点をアジア、欧州、中東、アフリカにも広げ、地球規模の考え方を提示する。「インドは製造業大国になる」「イタリアは日本に学べ」「イランの核問題に潜む危険」…。国際情勢を見直す眼を養う一冊。

目次

序章 欧米の失速で、日本経済はどうなる
第1章 日本の課題と挑戦
第2章 中国―世界の注目を浴びて
第3章 変容するアジア大陸
第4章 アメリカ―信用収縮に苦悩する大国
第5章 ヨーロッパ―新たな課題を乗り越える
第6章 中近東とアフリカ―紛争を終結できるか
第7章 グローバリゼーションと地球温暖化
第8章 レジャーと娯楽

著者等紹介

エモット,ビル[エモット,ビル][Emmott,Bill]
1956年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で政治学、哲学、経済学の優等学位を取得。英国『エコノミスト』誌ブリュッセル支局員、ロンドン経済担当記者を経て、1983~86年、東京支局長として日本に滞在。その後、ビジネス部門編集長となり、1993~2006年、同誌編集長を務める。日本のバブル崩壊を予測した90年の著書『日はまた沈む』がベストセラーに。2006年には、日本経済の復活を宣言した『日はまた昇る』(草思社)を刊行し再び話題となる

烏賀陽正弘[ウガヤマサヒロ]
京都大学法学部卒業。幼少期をニューヨークとロサンゼルスで過ごす。東レ(株)に入社後、国際ビジネスに従事し、訪問した国は80ヵ国にのぼる。海外より帰任後、同社マーケティング開発室長などを経て独立。現在、国際ビジネス・コーディネーター、著術家、翻訳家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大阪魂

19
まだリーマンの影響が広がりだしてる2008年の本ってことで、ちょっと古いけど、世界の動きについて頭の整理しよっておもって。日本、中国、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの位置づけがざっくり。でも、メルケルさんは元気やし、世界の枠組み、このころからそんなに大きくは変わってないような気も…この本を契機に、世界の潮流あらためて勉強してこ…2018/06/18

はすのこ

2
なるほど。インドの台頭に注視していて面白い。所々、左翼っぽいが、地球規模で物事を考えると仕方ないことか。2016/01/05

ango28

1
ビル・エモットがどんな人物なのかを知らずにいたので読んでみた。本人も自負するように世界的な見地から公平な視野を持とうと努めてきたんだと分かる。日本人とは異なって、将来の予想をはっきりと歯切れ良く打ち立てるのは立派。但しこれまた本人が自覚するように、ちと楽観的に過ぎる様で、これまでの的中率は3、4割と言った所。毒っ気が全くないので引っ掛かる部分もなく、底意地の悪い自分の様な読者は物足りなさを感じるのではないかと思う。書き下ろしではないので彼方此方に話題が飛んで構成に絞まりがなく、訳の日本語も少し変。2010/08/18

ispanoman

0
2006~2008の執筆内容を振り返ることができる1冊。広範囲に世界を股にかけられる立場からのものなので、見方として参考にする。付録的に最終章にあるハンガリーのスローワインの話はすんなり受け止められた。2013/05/21

クロネコ団

0
当たり前の事を薄く広く書いていて、自分が健忘症かと思うくらい記憶にまったく残らない。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/532478
  • ご注意事項