出版社内容情報
いずれ選挙権年齢は18歳になる! 「憲法改正国民投票法」が実現したら、何がどう変わるのか? 新しい国づくりに必要なこととは?
高校生から読んでほしい憲法改正論のすべて。
日本国憲法は103条から成るが、戦後60年以上改正しなかったため、憲法9条など現実の社会と矛盾する条文が増えている。
▼しかし、憲法96条には「憲法の改正には、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を得なければならない」とあり、さらに「この承認には、特別の国民投票または国会の定める選挙の際に行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする」と定められている。
▼そこで、長年の議論を経て生まれたのが「憲法改正国民投票法」であり、これにより、憲法改正を承認するかどうかは、主権者である国民が直接投票して決める段取りができた。しかも、投票権は18歳に引き下げられたのである。
▼では、憲法改正の論点とは何か、新しい国のかたちをつくるには、憲法の何を変えればいいのかなど、国民として知っておくべき大切なことを高校生でもわかるようにやさしく解説した書。
●第一章 日本再生のために
●第二章 なぜ憲法改正なのか
●第三章 憲法改正国民投票法のすべて
内容説明
わが国の改憲論議のすべてを知っており、すべての政党から一目置かれる公正な政治家が、21世紀を担う若者に贈る、主権者学の基本書。「憲法改正国民投票法」とは何か?「憲法改正の論点」とは何か?国民として知っておくべきことをやさしく解説。
目次
第1章 日本再生のために(一九九〇年ごろから日本が危うくなってきた;占領政策の基本は日本の国力弱体化だった;憲法公布に至るまでの経緯 ほか)
第2章 なぜ憲法改正なのか(日本の未来を子どもたちと共に考える;わが国の高齢社会の現状;国家の防衛について ほか)
第3章 憲法改正国民投票法のすべて(いまこそ本格的な憲法議論を;憲法改正国民投票法のポイント)