格差社会論はウソである

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  • サイズ B6判/ページ数 410p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569703664
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日本の格差社会論の矛盾を説き明かす力作。

日本は本当に、メディアが喧伝するような「格差社会」なのか? 社会に蔓延するさまざまな「格差社会論」の矛盾を衝く書下ろし問題作。

メディアには、雇用不安、ワーキングプア、非正規社員・派遣の問題、生活保護も受けられない困窮生活者の問題など、「格差社会」問題と称する情報が、あまた流されており、書店に行けば、「格差社会論」の本が、所狭しと並べられている。しかし、本当にそうなのだろうか? メディアにあふれる情報をそのまま信じても良いものか? 本書では、断じてそのような情報を鵜呑みにすべきではないとする著者が、決然たる筆で、世の中に反論を放つ。なぜならば、「良いところ、悪いところを総合的に判断すれば、日本は間違いなく今の時点で世界一よい国だと思う。さらに、国民全体に勤勉さを尊ぶ勤労倫理や、『昨日より今日、今日より明日のほうがよい社会であってほしい』と願う健全な成長志向が浸透しているから、この国はもっとすばらしい国になれる」と、本書によって確信できるからだ。「日本の未来は暗い」と思わされている人々必読の、現代日本を見る正しい視点!

●第1章 泥沼への一里塚か、すばらしい国への叱咤激励か 
●第2章 魔女狩りは、やめよう 
●第3章 政治は多数決、経済は少数決の世界 
●第4章 世界一平等化圧力の高い国 
●第5章 不安で自信のない子どもたちだからこそ、未来を託せる 
●第6章 「戦略なき漂流国家」と「ダボハゼ型事業ポートフォリオ」こそ理想の姿 
●第7章 死にいたる自己憐憫に陥ってはいけない! 

内容説明

「日本の未来は暗い」という悲観論は、知的エリートの悪あがきにすぎない!―やがて世界は、日本を見習うか、没落するかの岐路に立たされる。その理由を、具体的データを用いて綿密に立証する。

目次

第1章 泥沼への一里塚か、すばらしい国への叱咤激励か
第2章 魔女狩りは、やめよう
第3章 政治は多数決、経済は少数決の世界
第4章 世界一平等化圧力の高い国
第5章 不安で自信のない子どもたちだからこそ、未来を託せる
第6章 「戦略なき漂流国家」と「ダボハゼ型事業ポートフォリオ」こそ理想の姿
第7章 死にいたる自己憐憫に陥ってはいけない

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年、東京都に生まれる。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社数社で、建設・住宅・不動産担当アナリストをつとめる。現在、(株)ジパング経営企画室シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なおわん

4
定説をいろんな角度で見直して打ち消していく。統計のマジックを種明かしする。そういう作業は嫌いじゃない。だけど、この人自身が文句たれ過ぎて素直に受け止められない。人のふり見て我がふり直せ。あなたもあなたが批判する人と同じような誤った見方してますよ。いちいち小難しい言い回しにくたびれて、かなり読み飛ばししちゃった。ごめん。2015/03/25

ダンボー1号

2
2009年発行なので5年前、地震・アベノミクス前の本。収入格差・貧困等の問題を論じているというより(数字も古いし)日本の要求水準の高さ・社会制度・教育制度などから 格差社会になりにくい「いい国」だという流れ。日本語の優位性などいくつか 確かに他では目にしない考え方でした。最近の本も読んでみたい。2014/11/17

mi_ana_yam

1
参考文献とテーマが多過ぎて、、読むのにかなり時間かかり、疲れた。「それができるのは、知的エリートに支配も統制もされていない本物の大衆社会を作り上げた地上で唯一の凡人大国、日本だけなのだから。」最初のここだけが、印象に残った。後は、凡人の私にはちょっと。2011/11/22

Sira82

1
データは同じ。でも導かれる結論は天国あるいは地獄。2009/11/29

enman

0
再読の必要なし

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