杉浦日向子の江戸塾 特別編

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569701868
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0095

内容説明

粋な世界をいとおしむ杉浦日向子と9人の仲間による目からウロコの江戸ばなし。

目次

第1章 酒―軽く一杯、が粋な飲み方(奥本大三郎)
第2章 グルメ事情―どんぶり物をかき込んで(田中優子)
第3章 鰻―蒲焼きは革命的な料理法(奥田幸彦)
第4章 笑いと川柳―共感と発見の妙がある世界(田辺聖子)
第5章 遊びごころ―結果は二の次、過程を楽しむ(田中優子)
第6章 粋とオシャレ―余裕から生まれるマイナスの美学(泉麻人)
第7章 女の生活―恋に仕事に大忙し(林真理子)
第8章 農業と暮らし―無駄なく豊かで合理的(石川英輔)
第9章 浮世絵―絵師はお江戸の人気商売(高橋克彦)

著者等紹介

杉浦日向子[スギウラヒナコ]
1958年(昭和33年)、東京都生まれ。「通言室乃梅」で漫画家としてデビュー。江戸風俗研究家として活躍の後、道楽+研究・著述の日々を送っていたが、2005年7月22日、46歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

79
面白かったです。様々な方々と対談しながら江戸のあれこれを語り尽くしています。食文化から江戸の「粋」、男女の関係に暮らし方までとその話題は事欠くことがありません。江戸に思いを馳せながら楽しく読みました。他にもシリーズで出ているようなので、機会があれば読んでみたいです。2016/11/12

まーしゃ

38
対談形式で綴られる江戸のお話。粋と野暮… その実態を綴りながら酒と食の話が主だった物だったかも。 腹一杯食べるのは野暮か… 杉浦さんの話には昔の江戸をいつも想像させてくれる。粋に生きてみたいと思ってしまう一冊でした。2019/05/20

ひらちゃん

28
杉浦日向子さんと言えば「コメディーお江戸でござる」が懐かしく思い出される。江戸に関する知識をわかりやすく解説されていて、当時関心しながら拝見していた。この本では多種な方々との対談の中、粋や食文化、男女の関係から、徹底して無駄のない暮らしまで語っておられ、とても楽しい。自分は何故こんなに江戸時代に興味を持つのか?260年にも渡った泰平の世は想像をかきたてて止まないのである。2016/01/20

ドナルド@灯れ松明の火

27
江戸塾の特別篇。こちらも対談集だが、対談相手の江戸の文化に関する知識や疑問を元に杉浦大姉が説明をしていく。エコをキッチリ実施していた「農業と暮らしー無駄なく豊かで合理的」石川英輔との対談が一番よかった、今更ながらだが、江戸での地産地消、有機農業はいいものを食べていたのだなぁ。でも今は人口が集中しすぎだし、当時の100万人にはなりえないしなぁ。「粋とオシャレ」泉麻人も良かった。お薦め2015/11/04

Roko

25
杉浦さんとそれぞれの分野のエキスパートの方との対談を集めたこの本、至るところに江戸時代の楽しさが溢れていて、わたしたちがいかに江戸時代を知らないのかが、よくわかってきます。100万人もいた江戸という町は、世界一の大都市です。そこに暮らす人たちの自由さがとても眩しいなと思います。地方からやってきた人が多いから、誰も田舎ものという扱いをしなかったということ。台所もないような家にみんなが住んでいたから、屋台などの飲食店が増えたということ。粋と野暮と気障の線引き。浮世絵師の生き様。どれもこれも面白いことばかり。2021/12/04

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