内容説明
叱らない大人、若者の“ボキャ貧”、日本人のコミュニケーション能力低下…それでも「ヒト」と言えるのか?
目次
第1章 周囲からチヤホヤされることの快楽(人間とサルの違い;学習の報酬は“注目されること” ほか)
第2章 「ふれあい」で心は癒されるか(「ふれあい」好きな日本人;マッサージはなぜ流行るのか ほか)
第3章 しごきが減って、いじめが増えた(インターネット大学は成功するか?;他者の反応を観察し情報を取り込む ほか)
第4章 心のメタボリック症候群(心のメタボリック症候群;テレビゲームとホリエモン ほか)
第5章 不便をよしとする生活へ(IT化してもミスは減らない;からだで覚える職人芸 ほか)
著者等紹介
正高信男[マサタカノブオ]
1954年大阪生まれ。大阪大学人間科学部卒業、同大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員、マックスプランク精神医学研究所研究員、京都大学霊長類研究所助手、東京大学理学部助手、京都大学霊長類研究所助教授を経て、京都大学霊長類研究所教授。専攻は、比較行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ときどきぷろぐらま。
3
内容は若干、古いような気がしました。IT業界の進化のスピードがすさまじいからでしょうね。コドモに持たせる携帯を学校で統一するってのは、面白いけど、非現実的だろうな。2台持つ子がでてきそう。いろんなコラムを集めたためか、最後のほうはちょっとまとまりが無い感じ。2011/08/30
ophiuchi
3
連載などをまとめた本なので「論」にはなっていない。日本人は社会ではなく世間の中で暮らしているという部分は納得しました。2011/04/15
nizimasu
2
タイトルとして我が意を得たりな本。すべてに納得しかねるけど、地の衰退は受け身にあるなあと思った次第2013/03/19
lupin14
1
=| 言わんとしているところは理解できるが...退化につなげるのには安直のような。小中学生に対するケイタイ利用の提言はアリだと思った2009/03/22
padobure
1
★★懐古主義。ITを否定するだけなら、誰でもできる。2008/08/06