PHP新書<br> 仕事に役立つインテリジェンス―問題解決のための情報分析入門

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PHP新書
仕事に役立つインテリジェンス―問題解決のための情報分析入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569698595
  • NDC分類 007.5
  • Cコード C0295

内容説明

私たちは有象無象の情報(インフォメーション)に振りまわされて失敗することが少なくない。なぜなら人は自分に都合のよい話を重視したり、経験が邪魔して誤った先入観に縛られやすいからだ。「一見が百聞に如かないこともある」「すべてに原因があるとはかぎらない」「結果を見て『自分は予測していた』と思いたがる」―本書は日常生活に潜む落とし穴と、そこに陥らないヒントを、情報分析(インテリジェンス)のプロが導き出す。正しいメソッドと優れた直観を働かせ、仕事や人間関係で得するための判断力養成ハンドブック。

目次

第1章 問題解決のための基礎知識
第2章 過去を解明する、未来を予測する
第3章 知識と経験・五つの落とし穴
第4章 正しい情報分析の技術
第5章 ケーススタディで見る競合仮説分析
終章 正しい判断をするために

著者等紹介

北岡元[キタオカハジメ]
1956年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、オックスフォード大学文学修士(国際関係論専攻)取得。外務省に入省後、イギリス、バングラデシュ、ニューヨーク、フィンランドの大使館、総領事館で書記官、領事、参事官を務め、国際情報局国際情報課長に就任。その後、世界平和研究所主任研究員、内閣情報調査室衛星情報センター総務課長、国立情報学研究所教授を経て、政策研究大学院大学教授。日本のインテリジェンス研究の先駆けである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬こ

15
判断、行動のために必要となる知識がインテリジェンス。本の中の事例は、国家戦略レベルの例をとりあげた難解な内容でしたが、仮説と仮説を競わせる競合仮説分析は、興味深かったです。分析の世界は幅広くて、どれだけの手法があるんだろう・・・。2015/01/29

ふろんた

5
先入観が如何に情報を支配してしまうかがわかる。文章自体は難しくないが、じっくり読みこまないと理解できない。実践するにはまだまだ程遠い。2012/08/30

ジュール

4
分析は科学とアートの両方が必要。 ベイズの定理、競合仮説分析等、目からうろこが落ちる。 良書。2017/08/04

まつを

3
インテリジェンスとは、情報を不確定な問題に対する「判断」や「行動」に役立てる作業である…と述べている。予測に対する仮説実現性を、「ベイズの定理」とベースレートの誤審を結びつけて説明した内容は、分析の注意点として簡潔で分かりやすかった。また、分析でまずいのは情報不足より不正確で不十分な分析である…と言う点も、人間が持つ「ヒューリスティックス」が分析結果に与える悪影響を説明しながら、仮説は新しい情報とともに見直しが必要であり、その対処法として「競合仮説分析」を紹介している。2015/08/29

ちょっかん

2
気軽に読むことができる情報分析の本。本書は誰しもが陥りがちなバイアスについて紹介し、より客観的な分析をするための手段をいくつか紹介している。具体例や実践例があり、とても理解しやすかった。 競合仮説分析、リンチピン分析、ベイズの定理2019/11/06

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