内容説明
現代人の病気の多くは、食べ過ぎが原因だった。食べ過ぎは、血液の汚れや体の冷えを招き、免疫力の低下につながる。脳の働きも停滞させる。そもそも人間は、飢餓状態には強くできているが、飽食に対処する機能を、あまり持ち合わせていないのだ。いまこそ「空腹力」を発揮し、本来の能力、健康を取り戻そう。「朝食抜きの一日二食でいい」「水分の摂り過ぎは体に悪い」「ニンジン・リンゴジュースとショウガ紅茶の効果」など、ユニークな食事療法で知られる石原式養生術の決定版。メタボリックが気になる方は、今日から即実践。
目次
第１章 「空腹力」が健康をつくる
第２章 血液の汚れが病気を招く
第３章 断食療法で病気を治す
第４章 気軽にできる「半日断食」健康法
第５章 体を温めて病気を治す
第６章 医者いらずの食べ物・食べ方
第７章 「空腹力」で人生は変わる
終章 健康で１００歳まで長生きする秘訣
著者等紹介
石原結實［イシハラユウミ］
１９４８年、長崎市生まれ。長崎大学医学部卒業後、同大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食事療法指導によるユニークな治療法を実践。伊豆で保養所「ヒポクラティック・サナトリウム」を開設し、断食道場を主宰する。コーカサス・グルジア共和国科学アカデミー長寿医学会名誉会員。数多くのメディア、講演会などで活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
98
★★★★☆ 断食により、健康を取り戻すというユニークな食事療法。現代人の病気の多くは食べ過ぎが原因とのこと。朝食を抜き一日二食にする等の方法で飢餓状態を作り、人間が本来持つ免疫力や自然治癒力を発揮させることができるそうだ。病原菌を薬で撲滅するのが医療と考えている西洋医学に異を唱え、数々の患者を救ってきた著者の実績と、その根拠にはなるほどと思った。朝食抜きの一日二食はすでにやっているので、次は一日一食や数日のファスティングもいつかトライしてみたい。2019/06/04
こなつ
27
大事なことが沢山書かれてて覚えきれないので、引き続き石原先生の本を読み続けようと思います。こちら「空腹力」の本では、1番印象に残っているのは薬は有害物質で血液を汚す毒であるということ。西洋医学は薬や手術で体を治そうとするが、それは逆に体を痛めつけることになる。体質改善しながら現在服薬している薬を減らし無くしていくことが大事であるということ。日本の病院は直ぐに薬を処方するが、本来の健康体へ近付けるなら過食過飲を辞めて体から毒を出していくことが大事。ガン細胞は、2018/10/25
navyblue
21
私もこの朝食を食べない軽めのバージョンを始めたが、たしかに身体が軽い感じがするし、思いのほか辛くないのは意外だった。ファスティングの効用については、あくまでも個人差があると承知の上で読めばいいと思う。著作の言う通り、たしかに人類は空腹の状態が自然だったのだろう。現代の飽食の時代において、その弊害が出ているとも考えられる。自分を振り返れば、たしかに食べ過ぎているように感じる。身体を温める食材を、生活の中でもっと積極的に取り入れたい。2018/04/12
アキオ
18
トンデモ健康法かと思ったら素直に実践してみようと思えることが書いてある。「朝食を抜け」という提唱は、食べたくもないのに無理に摂る必要はなくて、食べないかわりに野菜ジュースを飲み、一日の摂取カロリーを減らしましょうと言っているだけ。たしかにそうだ。いままでなんで嫌々食べてたんだろう。体調悪くなるときあるし。もう食べない。体にまかせる。あと「水分の摂りすぎはよくない」説には懐疑的だったけど、紹介されている患者は毎日6リットルを長年飲み続けた人。そ、そりゃ病気になるでしょう。2016/06/26
檜村
17
面白かった。元々人間は空腹に耐えれる体質をもっており1日3食よりも1食あるいは2食の方が健康的なんだとか。過剰な摂取により血液が汚れてしまいガンや様々な病気にかかってしまうので、ニンジン、リンゴジュースで朝食を済ませた方が身体に良いと著者は述べている。確かに食生活の見直しをした方が良さそうなので早速実践してみます！2017/04/14
