ＰＨＰビジネス新書 わかる！使える！労働基準法―「知らない」ではすまされない仕事のルール

布施 直春【著】

ＰＨＰ研究所（2007/11発売）

• サイズ B40判／ページ数 235p／高さ 18cm
• 商品コード 9784569694856
• NDC分類 366.15
• Cコード C1234

内容説明

「仕事がない“客待ち”の時間って、労働時間になるの？」「会社が払ってくれなかった残業代、辞めた後に取り戻せる？」「手を触れなければセクハラにならないって本当？」「会社帰りに犬にかまれてケガをしたら、労災は給付されるの？」イザというときあなたを守ってくれる法律知識を伝授。

目次

第１章　そもそも「労働基準法」って何？―「労働者」の味方になってくれる法律
第２章　まずは知っておきたい「仕事のルール」「職場のルール」―労働契約、男女雇用機会均等、労働組合など
第３章　やっぱり気になる給料の話―「賃金」について
第４章　「労働時間」を自分でちゃんと管理する！―労働時間の限度について
第５章　かしこい休暇のとり方・決め方
第６章　こんなときどうする？社内で起こるさまざまな問題―配置転換、出向、懲戒、セクハラなど
第７章　イザというときあなたを守ってくれる法律―労災保険、雇用保険
第８章　「正社員」だけじゃない、多様な働き方、多様な人材―派遣社員、パートタイマー、障害者、外国人労働者
第９章　「解雇」されないための基礎知識―会社を辞めるに当たって知っておきたい法律知識

著者等紹介

布施直春［フセナオハル］
昭和４１年、国家公務員上級職試験（行政甲）に独学で合格、労働本省に採用。その後、明治大学法学部、新潟大学商業短期大学部卒業（いずれも夜間部）。元労働省長野・沖縄労働基準局長。前清水建設（株）常勤顧問。現在、関東学園大学法学部・経済学部講師（労働法、公務員法）。羽田トータルサービス（株）審議役。労働法と人的資源の活用、管理に関する著書は７５冊以上（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[SOHSA]

労働基準法の基礎の基礎を易しく解説。しかし、改めて見直すといかに労働基準法を厳守している企業が少ないかがよくわかる。法律が現実的でないのか、或いは労基署の指導・取締が不十分なのか。いずれにせよ、法律と現実のギャップがありありと浮かび上がる。経済優先の国政が労働基準法を有形無実化しているということなのだろうか。

2014/04/06

[C-biscuit]

iBookで購入。労働基準法がよくわからないまま、働いているので一読。最近会社でも、女性の活躍が期待され、一定数の管理職登用のために、女性の評価が高い傾向にある。益々男性同士の競争が激しいものになるが、この本にもポジティブアクションとして、認められているのを知った。当社は人数が少ないので、女性はこのチャンスを生かしてもらいたいと思うが、いろいろな働き方が認められている現在においては、全員でなくてもと感じる部分もある。また、年休が消化できないでいるが、買取が法律で禁止されているのを知ったw。良本である。

2015/11/30

[仲本テンカ]

正規も非正規も法で守られているハズ。多分ね…。その程度の『労働基準法』の知識しかなかった私。そんな私でも、きちんと理解できる優しい内容でした。「ニュアンスで知ってる」から「最低限の知識は得た」くらいにはなれたと思います。

2012/09/12

[紫 綺]

知っているようで、よく知らない労基法。まあまあわかりやすい内容でした。もう少し具体的な凡例を多く紹介して欲しかったかな。やっぱ、ビジネス本は読むスピードが遅くなる。不勉強者でした。

2010/01/06

[ＢＯＸ]

基本的なことを確認できる良書でした。畜産水産業については残業代が出ない労働契約が存在することを初めて知りました。

2012/04/29