PHP新書<br> 新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ

電子版価格
¥679
  • 電書あり

PHP新書
新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569692081
  • NDC分類 338.155
  • Cコード C0233

内容説明

最近の実証研究によれば、プロのファンドマネジャーによる運用実績の平均は、株式市場の平均より劣るという。知識も情報も豊富なプロが、素人に勝てない株式投資とは何なのか?「株は情報の勝負ではない」「頭脳の勝負ではない」「金持ちが勝つゲームではない」「努力しても上達しない」―必要なのはセンスだけなのだ。先駆的なファイナンス研究によって完全に書き替えられた新しい株式市場像を紹介。“株式市場で勝つ”という視点から、株式投資という“ゲーム”の仕組みと戦略を徹底的に考える。

目次

第1章 ゲームとしての株式投資入門(ゲームとしての株式投資;株式投資はギャンブルである ほか)
第2章 株式投資の本当の常識(目標株価の設定は必要ない;「分散投資は効率が悪い」のか ほか)
第3章 ツールとしての投資理論の研究(「成長株理論」;「配当割引モデル」(DDM) ほか)
第4章 ゲームとしての株式投資再論(プロの知識と情報が活きない理由;平均の得 ほか)

著者等紹介

山崎元[ヤマザキハジメ]
経済評論家。1958年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒業。三菱商事入社後、野村投信委託、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、明治生命保険、UFJ総合研究所など12回の転職を経て、現在は楽天証券経済研究所客員研究員。他にマイベンチマーク代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moto

10
10年以上前に発売された本ですが、情報が古いと感じることはありませんでした。 投資理論とよばれる、ポートフォリオ理論、効率的市場仮説、アノマリー、行動ファイナンスなどの概要は投資のヒントになります。 2007年というバリュー投資全盛期において、今後バリューの有効性が落ちることを予見していました。 実際にバックテストで検証したところ、2008年~2018年の10年間はバリューが全然機能していませんでした。 そのあたりはさすがです。 株は勉強した分だけ良くなるわけではないので、趣味として楽しむのが一番ですね。2019/10/05

バーベナ

3
10年以上前の本だけれど、読みこむと面白い。いろいろな視点がある世界で、他人に影響されないように踏ん張ることが良いのか悪いのか、自分のセンスのなさにいつも身悶えているので。2018/09/06

tamako

2
株で勝つために必要なのは、運とセンス。企業研究もチャートも無意味。2020/01/19

とらのすけ

2
あとがきのなかで、著者が「…株式市場に関する論考だ」と書いているとおり、この本は株式投資のテクニックを主題とした本ではない。株式市場を少し離れた高みから眺めたような感じのする本とでも言えばよいだろうか。投資手法は人それぞれ好みがあるが、それとは関係なく、株式投資の世界には、誰も避けては通れない、真理めいたものがあるのだということをしっかり書いている点は良いと思う。2007/12/01

コバヤシ

1
今は新型コロナの影響で日経平均大暴落中。内容がどの程度正しいのか素人の私には判断できないが、ETFの活用と分散投資は良さそう。目標株価も経営者評価もテクニカル分析も非現実的らしい。「他人を信用しない、素直な性格」が投資向きらしい。そうでないと銀行あたりにカモられると。ポートフォリオを考え直すきっかけになった。2020/03/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/416904
  • ご注意事項