出版社内容情報
病気のお父さんをいたわるやさしい兄妹の一年。
お父さんが難病にかかり歩けなくなった一年目。けんちゃんとちーちゃんは、お父さんをいたわりながら毎日を元気にすごしています。
けんちゃんとちーちゃんのお父さんは、魔法使いに「びょうきのまほう」をかけられ、ひとりで歩けなくなってしまいました。声も出にくくなり、仕事もお休みしています。そんなお父さんのために、けんちゃんとちーちゃんは、「なにかおてつだいすることはないかな」といつも考えるようになりました。
▼筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病のため、仕事どころか子どもたちの世話をすることもできなくなった作者。しかし、子どもたちは、まるで「やさしさのまほう」がかかったように、日に日にやさしくいたわってくれることから、「どんな父親でも、子どもにとってはたったひとりのお父さんなのだ」ということに気づき、このお話を書きあげました。
▼お父さんが病気になってしまった、けんちゃんとちーちゃん一家の「お正月」「節分」「お花見」「運動会」…など12カ月の様子に、326(なかむらみつる)さんが元気でかわいい絵をつけてこの絵本が出来ました。
内容説明
けんちゃんとちーちゃんは、お父さんがだいすきです。でも、ある日のこと、お父さんは、わるいまほうつかいに、“びょうきのまほう”をかけられてしまいました。ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病とたたかうお父さんが書いたお話に、326さんが絵をつけて、この絵本ができあがりました。4~5歳から。
著者等紹介
いずみきよたか[イズミキヨタカ]
泉清隆。1970年9月長崎県に生まれる。1999年2月結婚。2002年5月神経難病の1つであるALS(筋萎縮性側索硬化症)を告知。2006年6月自宅療養を始める。2008年3月文章を手掛けた絵本『優しさの魔法』が「NPO法人キッズエクスプレス21」主催の「第9回創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト」に入選
326[326]
なかむらみつる。1978年2月28日佐賀県生まれ。1997年のデビュー以来、イラスト、詩、作詞、絵本、ゲームのビジュアルプロデュースなど、幅広いフィールドで創作活動を展開しているポップアーティスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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