心の友だち なによりも大切なこと

あさの あつこ【著】

ＰＨＰ研究所（2007/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 77p／高さ 19cm
• 商品コード 9784569686745
• NDC分類 K914
• Cコード C0095

出版社内容情報

10代の心を温かく励ますあさのあつこの言葉。

『バッテリー』『NO.6』ほかで人気沸騰中のあさのあつこのメッセージブック。日々くじけそうな若者を励まし、勇気と元気を贈る本。

「10代って、残酷な時間なんだ。否応なく全てが変わっていく。変らされてしまう。留まることは許されず、立ち止まることも許されない。ただ、前へ、前へ、先へ、先へと進むだけだ。急流に浮かぶ小舟みたいだ」「人間てな、十年も生きていたら、たいていのことはできるよ。やる気さえあったらできるよ」――友だち、将来の夢、恋愛、自分のことを考える言葉を『バッテリー』『NO．6』など、あさのあつこの人気作品から集めました。

▼10代の揺れる思い、強い気持ち、ドキドキする言葉と、読者に語りかけるような、読者を包みこむような、あさの

［Ｉ］伝えたいこと　
［II］自分と向き合う　
［III］だいじょうぶ、なんとかなる　
［IV］スキだから　
［Ｖ］どんな大人になりたいか？

内容説明

友だち・将来の夢・恋愛・自分のこと…強い気持ち、ドキドキする言葉、１０代のためのメッセージブック。

目次

１　伝えたいこと（十三歳でも夢見れる；前を向いて　ほか）
２　自分と向き合う（あたしだけの何かがほしい；あたしの生き方　ほか）
３　だいじょうぶ、なんとかなる（たいていのことはできるよ；もっとガキでいいよ　ほか）
４　スキだから（ちゃんと見てほしい；ありがとうはさよならに似ている　ほか）
５　どんな大人になりたいか？（知らないことがいっぱいある；どんな大人になりたいか　ほか）

著者等紹介

あさのあつこ［アサノアツコ］
１９５４年、岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で第３５回野間児童文芸賞、『バッテリー２』で第３９回日本児童文学者協会賞、『バッテリー１～６』で第５４回小学館児童出版文化賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[テルテル]

最高のお勧めの良書。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』と共感。人生は待ったなし。時間は止まらずに進み続ける。沢山の場面にぶつかり、悩みという『あな』に何万回も落ちてははい上がり、そして、悩みという試練の中から乗り越えて一つ一つ学んでいく。成功は続かない。必ずどこかで行き詰まる。『こんなはずじゃなったのに』と思うことの連続。そして、悩みという『あな』に落ちる。それでも失敗を恐れず前に進み続けることもやめなければ、闇は暁へと変わる。心に光が刺すことを信じて今日も頑張りたいと思う。私らしく。あなたらしく。

2015/05/30

[はるき]

著作から厳選された名言集。あさのあつこさんは、今も昔も根っこは児童作家さんだと思った。子どもたちというか、若者へ向ける眼差しの優しさが凄い。

2016/03/21

[かいゆう]

あさのあつこさんの作品の中から選ばれた、十代の少年少女に向けたメッセージ集です。十代の頃は、自分からバリアを張ってた気がします。突っぱねるわけではないけれど、否定的な物の考え方をしていたかも。その頃にこの本を読みたかったなぁと思いました。そしたら、少しは軽くなれたかも。繊細な心を表している宮尾さんのイラストがとても良かったです。

2014/06/17

[葉鳥]

小学生〜中学生あたりに読んだらぴったりかなと感じました。あさのあつこ作品は｢バッテリー｣｢The MANZAI｣を中学時代に読んだきりなので懐かしいような気持ちで読んでました。作品未読でも満足に読めるけど、全部読んでから再び読んだらさらに趣深い作品になっているはず。

2014/02/14

[あまりりす]

YA世代に向けた、メッセージ集のような一冊です。あさのさんが特に伝えたいと思ったであろう選りすぐりの一文が収録されています。イラストも素敵で、一つ一つの言葉が沁み入るようです。収録されている作品には未読のものもあるので、読んでみたくなりました。手元に置きたい一冊。

2014/09/08