PHP文庫<br> 仏教・キリスト教 死に方・生き方

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PHP文庫
仏教・キリスト教 死に方・生き方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 210p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569679495
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0114

出版社内容情報

仏教は現実的、キリスト教は楽天的? 異なる宗教を信仰する二人が「死」と向き合い、「生」を充実させる智慧を語り合った珠玉の一冊。

【著者紹介】
臨済宗僧侶

内容説明

死を目前にした人は最後に何を望むのか。そして死にゆく大切な人のために私たちには何ができるのか。仏教の僧侶とキリスト教のシスターという異なる宗教に立脚する二人が、正面から「死」と向き合い、「生」を充実させるための智慧を存分に語り合う。亡くなる直前に訪れ、すべてを許し合いたくなる「仲良し時間」のことなど、泣いて笑ってやさしくなれる“宗教と人生”の感動的入門書。

目次

第1章 死にゆく人のためにできること(医師ほど挫折に満ちた人生はない;心のなかの「番頭さん」がわめく ほか)
第2章 あの世とこの世を行き来する(お釈迦さまは「死」を語らなかった;死んだら生まれ変わるのか ほか)
第3章 仏教とキリスト教―何が同じで何が違う?(死への恐怖が宗教を生んだ?;占いリピーター ほか)
第4章 修行を積めば悟れるか(価値基準は絶対ではない;トイレ掃除はなんのため? ほか)
第5章 人生も方便(人生をどういう物語にするか;生きづらくさせるもの ほか)

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
昭和31年(1956)、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業後、さまざまな仕事を経験する。その後、京都天龍寺専門道場に掛搭。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。僧職のかたわら執筆活動を行ない、デビュー作『水の舳先』が芥川賞候補作となる。平成13年(2001)、『中陰の花』で同賞を受賞

鈴木秀子[スズキヒデコ]
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランス、イタリアに留学。ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員・聖心会会員。文学博士。1980年代後半に、日本にはじめてエニアグラムを紹介し、以後日本におけるエニアグラムの第一人者として、高い評価を得ている。全国および海外からの頻繁な招聘、要望に応えて、「人生の意味」を聴衆とともに考える講演会、ワークショップで、さまざまな指導にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

28
仏教とキリスト教の対話。仏教側は、禅宗が軸の僧侶、キリスト教側は、フランス修道会のシスター。いわゆる宗教における神は信じていないが、この対談を通して、死や生、修行に対してどのような捉え方をしているか色々とわかって勉強になった。対談は、知識を有機的に繋げ、整理されるので、結構ためになる。2016/12/07

かず

12
玄侑宗久さんは禅宗の僧侶であり芥川賞作家。鈴木秀子さんはキリスト教のシスターで日本にエニアグラムを紹介した方。このお二人がそれぞれの立場から語り合います。お二人とも互いの宗教のことをよくご存じな方々なので、対立することはなく、芯のところでは一致しているという印象を受けました。何かを求めているうちは幸せにはなれません。自分に与えられたもの(下されたもの)に満足し、感謝する、そしてその思いを返していく、それができれば十分なのだと思いました。人生、死ぬ時が最高の時なのだと思い定め、坂を上っていきたいと思います。2017/08/27

Jacard

1
自分や誰かの死について、前もって考えておいた方がいいのかな。いざという時に、向き合うか逃避するか、どっちが楽だろう。仮に病院で最期を迎えるとして、そこで一緒に宗教的なサポートがあってもいいなーとは思えた。押し付けじゃない程度にね。/「臨死体験」って真面目に語られている。こういうこと言う人を否定したって何にもならない。思い込みだってそれが救いになるのなら肯定すべきだと思うんだけど。んーまだ共感はできない。2020/08/11

cocolate

1
「天鈞」という考え方に気付かされた。最後の源泉を読んで涙だあふれてしまった。2013/07/14

めいめい

0
3カ所ぐらい泣きました2014/01/13

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