PHP文庫<br> 岩崎弥太郎―国家の有事に際して、私利を顧みず

電子版価格
¥610
  • 電書あり

PHP文庫
岩崎弥太郎―国家の有事に際して、私利を顧みず

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569673578
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

近代日本の経済の礎を築いた大立者の一生。

若き日より、通商に対する鋭敏な才能を発揮した岩崎弥太郎。三菱商会を興し、三井とともに明治の日本経済を発展させた男の生涯を描く。

天保五年、土佐国に、わが国の海運の礎を築いた男児が生を享けた。後の岩崎弥太郎である。幼少時は非凡な文才を発揮したが、経済の表舞台に登場したのは慶応三年、土佐商会主任、長崎留守居役に抜擢された時である。その後、海援隊の経理を担当など、経営者としての本領を発揮していく。

▼本書は、出生から、坂本龍馬ら幕末維新の英傑たちとの交流、そして三菱を大財閥に育て上げるまでの波瀾の一生を描いた評伝である。

▼文庫書き下ろし。

●第一章 苦節の青少年時代 
●第二章 激浪に揉まれる 
●第三章 坂本龍馬と岩崎弥太郎 
●第四章 才能開花の大阪時代 
●第五章 士魂商才 
●第六章 大いなる飛翔 
●「岩崎弥太郎」関係年表 
●あとがき 
●主な参考・引用文献   

内容説明

天保五年、土佐国に、わが国の海運の礎を築いた男児が生を享けた。後の岩崎弥太郎である。幼少時は非凡な文才を発揮したが、経済の表舞台に登場したのは慶応三年、土佐商会主任、長崎留守居役に抜擢された時である。その後、海援隊の経理を担当。本書は、出生から、坂本龍馬ら幕末維新の英傑たちとの交流、そして三菱を大財閥に育て上げるまでの波瀾の一生を描いた評伝である。

目次

第1章 苦節の青少年時代
第2章 激浪に揉まれる
第3章 坂本龍馬と岩崎弥太郎
第4章 才能開花の大阪時代
第5章 士魂商才
第6章 大いなる飛翔

著者等紹介

立石優[タテイシユウ]
1935年、大連(現・中国遼寧省)に生まれる。明治大学文学部を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

23
多くのページが幕末の人物像や交流のあった人々の様子が描かれ、弥太郎が激動の時代を生き抜き、大会社を設立に成功した実業家であり、政治も読めた人物だとわかる。「人に頭をさげると思うな。金に頭をさげると思え」と幹部に檄を飛ばす。これがポリシーになっていたら、今頃存続していないだろう。時運が良かったのでなく、弥太郎の苦労と人格により政府からの協力を得られたのであろう。台湾征伐、西南の役などでも資金繰りで優遇、後日には旭日小綬章を下賜されている。偉大な人物に違いない。 2016/06/26

たらちゃん

12
大人物。でもそれが伝わらず、きれいに終わってしまいました。2016/08/22

mj

3
三菱創業によりキャリアをスタートさせたのだと思っていたが、意外にも何度か挫折を経験している。読んでいると、確かに岩崎弥太郎自身の実業家としての才能が強く伝わってきますが。他方で、武士/氏族階級に限っては三振しても再度打席に立つチャンスがめぐってくる時代だったことも、その成功に与って力があったのでしょうか。2015/08/24

偽バッジョ

2
明治維新~近代にかけての知識がどうも不足してると感じつつも、いまいち頭に入りにくいので、当時の人物に焦点をあてて読んでみようと思い買った一冊。メジャーどころは少しは知ってるのであえてそこを外し過ぎない程度に外した人物にしてみたw変動する時代の中で三菱を築いた岩崎の胆力を感じることができた。2011/02/18

雨巫女

2
【龍馬伝】なかなか仕事の都合で、観れない。岩崎弥太郎の事は、殆ど知らなかったので、よくわかりました。(龍=0014/4)2010/04/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/551437
  • ご注意事項