出版社内容情報
気鋭歴史作家の新境地。痛快書下ろし時代小説。
ペリー来航で揺れる江戸。その時、幕府伊賀者の次男坊耕之介は、謎の女に呼び出され、ある密命を受ける。痛快書き下ろし時代小説。
下級幕臣の次男坊・藪内耕之介。剣術は得意だが、喧嘩っ早いのがあだとなって道場を破門されて以来、日々やることがない。――だが、時は幕末。浦賀沖にやってきたペリー艦隊によって、日本の世情は一気に騒がしくなっていく。そして暇をもて余していた耕之介も、ある不思議な尼僧との出会いによって、図らずも黒船騒動の渦中に身をおくことになる。アメリカ艦隊との交渉に赴く林大学頭を、反対派の襲撃から警護する一団に組み込まれたのである。
▼三浦半島、矢ノ津坂での待ちぶせ襲撃。船で江戸に帰還しようとする大学頭一行を追って敵のボートから発射される弾丸。等々力渓谷に迫り来る六人の男たちの刃。島の砲台場を乗っ取り、通過するぺリー艦隊を砲撃しようとしている浪人集団。……次々と、執拗に仕掛けられる攻撃に、耕之介とその仲間は果たしてどう立ち向かっていくのか?
▼黒船来航を舞台にして若き幕臣が疾駆する書き下ろし痛快時代小説、ここに誕生。
●第一章 矢ノ津坂の襲撃
●第二章 黒船七艘
●第三章 蒼準丸快走す
●第四章 等々力不動明王
●第五章 波濤の砲台
内容説明
時は幕末。浦賀沖にやってきたペリー艦隊によって、日本は一気に騒がしくなった。―下級幕臣の次男坊・薮内耕之介は、不思議な尼僧との出会いによって、図らずも黒船騒動の渦中に身をおくことになる。アメリカとの交渉に赴く林大学頭を、反対派の襲撃から警護する一団に組み込まれたのである。次々と仕掛けられる攻撃に、果たして耕之介は?痛快時代小説、ここに誕生。
著者等紹介
植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。1977年、東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社編集局入社。在米生活、建築都市デザイン事務所勤務、建築関係のライターなどを経て、現在に至る。2002年、「まれびと奇談」で九州さが大衆文学賞佳作入選。2003年、「桑港にて」で歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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onasu
yearning for peace