内容説明
いつの時代も企業に求められているもの、それが「組織力」だ。本書は、破綻した日本長期信用銀行が新生銀行として再生するまでの実話をモデルに、組織が再生していく道のりを描いた感動のビジネス小説である。崩壊の危機に瀕した組織は、いかに甦っていくのか―。経営トップから現場の一行員まで、それぞれの視点で展開するドラマには、「組織力」を高めるヒントが溢れている。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
兵庫県出身。1977年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。本部企画・総括部・人事部・広報部などを経て、高田馬場・築地各支店長を歴任。2002年に『非情銀行』(新潮文庫)で小説家デビュー。銀行業界を内側から描いた長編小説で脚光を浴びる。2003年3月に退行後、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤澤謙光
3
破綻からの再生へ向けた仕事人達が最高。たまに後ろを振り返り、背負うもの背負って全力で前進する姿に、明日からの活力をもらいました。2014/05/06
HoneyBear
3
江上剛の本は沢山読み漁ったが、この本が一番記憶に残っている。
3
新生銀行の再生を描いたビジネス小説。会社は一人じゃ変われない。幹部はもちろん、従業員、そして家族あってこその会社。太郎のお墓で河井一家が手を合わせるシーンは感涙。2013/05/22
いっぺい
2
今月は頭が仕事モードであまり本に手をつけなかった中、読んだ一冊。いつの時代も企業に求められているものは『組織力』。小さいながら組織の長たる自分がしっかりと理解しなければならないと感じられた一冊。2011/08/07
suginokirico
2
視点が変われば、見方も変わるなぁ…と。2011/01/04