出版社内容情報
経営の原点を学び、今のビジネスを再考する本。
徹底した自由・合理主義の精神から、権威・特権・因習に挑み、強大な阪急王国を築き上げた「比類なきアイデアマン」の経営論・人生論。
本書は、昭和10年頃に、徹底した自由・合理主義の精神から、権威・特権・因習に挑み、強大な阪急王国を築き上げた、“比類なきアイデアマン”小林一三のあの自伝を復刊。内容も、長く深い体験から生まれた人生指針、処世哲学であり、しかも堅苦しいお説教ではなく、一読興味をわかせるものだった。とりわけ若い人の間で飛ぶように売れたという。
▼その中には、今でも役立つ知恵がある。「大学は出たけれど」就職もままならない一三の生きた時代と、ニートが急増している現代は、似通った部分が多い、と本書の解説者の渡部昇一氏は言う。その教訓の中で、「勤務時間より30分前に出勤することで、人生思わぬ運に恵まれる。勤務時間ギリギリに出て、退社時間にさっさと帰るのは、派遣社員的発想だ。組織体のメンバーは労働の切り売りという発想だけでは足りないのである。これは現在にも未来にも通用する教訓であろう。こうした意味で、一三は古くないのである」と絶賛。
●使うとき・使われる時
●事業・東京型と大阪型
●学生と語る
●演劇経営作戦
●私の経営法
●夫婦問答
●あの頃・この頃
●三つの人生
内容説明
「今日の社会はなかなか成功できないと聞くが、成功の道がないとは思われない。例え、無一文でも、事業でも何でも出来る」―小林一三は昭和十年頃にこの言葉を実践し、阪急グループを築き上げた。「大学は出たけれど」就職もままならない一三の生きた時代と、ニートが急増している現代は、はからずも似通った部分が多い。彼が不況の時代をどう読み、どんな行き方をしたか。今に蘇る処世、経営哲学。
目次
使う時・使われる時
事業・東京型と大阪型
学生と語る
演劇経営作戦
私の経営法
夫婦問答
あの頃・この頃
三つの人生
著者等紹介
小林一三[コバヤシイチゾウ]
1873年、山梨県生まれ。1892年、慶応義塾大学を卒業後、三井銀行に入行。1907年、同行を退社、箕面有馬電気軌道株式会社創立に参加し専務取締役となる。その後、新線を敷設し、1918年、阪神急行電鉄株式会社と改称し、1927年、社長、同33年、会長に就任。この間、宝塚新温泉の開設、宝塚少女歌劇団、阪急百貨店、東宝映画の設立と、興行界にも乗り出す。1940年、第二次近衛内閣で商工大臣、1945年、幣原内閣で国務大臣兼戦災復興院総裁を務めるが間もなく公職追放。追放を解除されると東宝に復帰し、同社社長となる。1957年、84歳で没す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yamanaka Shinya
おがりょー
22octobre