PHP文庫<br> はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内

個数:
電子版価格
¥610
  • 電書あり

PHP文庫
はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 15時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662039
  • NDC分類 104
  • Cコード C0110

出版社内容情報

上手に考えるためのヒントを解説する哲学絵本。

考えるってどうすること?――。見えない枠組みを疑う、自分を外に開く。上手に考えるためのヒントを解説するイラスト満載の哲学絵本。

「考えるってどうすること?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?

▼本書では、「考える」とはどういうことなのか、どうすればもっと上手に考えられるようになるのかを、心なごむ絵とともにやさしく解き明かします。たとえば、なぞなぞを解くことが哲学のきっかけになっていたり、なにげなく見ている夜空の星から「問題」の本質が見えてきたりする――そんな、身近な例をたくさんあげて、「考える」ということの本質に迫ります。また、身近な話題だけでなく、論理学によって、よく言われる「論理的に考える」ということは、実はできないということも証明します。

▼見えているものをそのまま見ているだけでは考えることはできません。無知や無秩序からは問いは生じないからです。見えない枠組をはずし、いろんな知識をもち、いろんな理論を引き受けるからこそ、多くのことを鋭く問い、考えられるようになるのです。

▼本当の「考える力」が身につく哲学絵本。

[1]「考える」って何をすることだろう 
[2]問いのかたち 
[3]論理的に考えるだって? 
[4]ことばがなければ考えられない 
[5]見えない枠 
[6]自分の頭で考える?

内容説明

「考える」ってどうすること?「わかる」ってなに?―本書では、もっと上手に考えるための方法を心なごむ絵とともに解説。“問題そのものを問う”“「考えてる」と「考えてない」の違い”“コップと飲み物の関係”“「論理」ってなんだ?”“自分ひとりで考えるのではない”…みるみる考える力が湧いてくるヒントが満載。ものごとの見えない枠組をはずし、本当の「考える力」が身につく哲学絵本。

目次

1 「考える」って何をすることだろう
2 問いのかたち
3 論理的に考えるだって?
4 ことばがなければ考えられない
5 見えない枠
6 自分の頭で考える?

著者等紹介

野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年生まれ。東京都出身。東京大学大学院博士課程修了。北海道大学助教授をへて、現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻は哲学

植田真[ウエダマコト]
1973年生まれ。静岡県出身。98年、雑誌「イラストレーション」(玄光社)の「ザ・チョイス」で年度グランプリ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

204
なぜ考える。人は考えることを避けたり好んだりする。考えたくなければ考えなければいいのに考える。考えたいことがあれば考えればいいさ。目の前には多くの物事が転がっている。見上げた闇には何があった?暗くて何も見えなかった。本当に?見たいものがなかっただけで必ず何かあったはずだ。常識を固めると失うものがある。自分が論理的だと思うときほど失う。一人で考えを詰め込んで、他者と話して思考を揺さぶって、頭を空っぽにできれば、思いもよらない新たな展開がその隙間から見えてきて、初めて闇を見上げたときのような感覚でまた考える。2023/01/17

徒花

157
うーむ、いい本だった。電子で読んだけど紙の本も買っておこうかな。哲学者による本だけど、ぜんぜん小難しい用語は使ってなくて、むしろビジネスパーソンにとってすごく役に立つ「考え方」の本になっている。考えるということって、突き詰めるとなんなのか。それをめちゃくちゃフランクで、どこか柔らかく(でも言ってることは意外とハード)伝えてくれる。イラストもたくさん入っているけど、どうしても電子だと飛ばしてしまうのが難点。2020/07/08

mukimi

114
これ以上簡単にできないくらい簡単な言葉で綴られる、考えることについての美しい哲学絵本。難しい語彙でいくらでも難解にできるテーマを小学校高学年から中学生を対象にするような(その年齢で本書を真に理解し思索できる子がいるなら嫉妬…)ユーモラスで易しい文章の背後にどれ程の思索と伝え方の試行錯誤の経験と想像力があるだろう。融通無碍に足場を変え自分を外に開き観察し実際に作業し新しい言葉を与えてくれる他人と交わろうというメッセージを作品の仕上がりそれ自体で体現した一冊。読者へ良い物を届けたいという優しい知性を感じる。2024/01/26

ジョンノレン

44
表題や表紙や挿絵からして、無駄なく透明感のある簡潔で、もしかしたら詩的な文章でに夾雑物を除いて核心に導いてくれる内容かと思いきや、大いに期待外れだった。終盤で辛うじてまとめられるが、だらだらと要領を得ずジョークのセンスもイマイチなプロセスに辟易。内容的にも新味なし。2024/03/12

はるわか

32
ずっと考えている。耳を澄ます。問いの逆説。問いの問いへ。問いと答えのらせん。学べば学ぶほど問題は増える。論理は考えないためにある。どこをはっきりさせればいいのか。推論のかたち。論理とことば。論理の役立たず。考えることの論理と非論理。ことばがなければ考えられない。否定の不思議。論理的な不可能性。フレーム。物知りの愚者。常識のやわらかさ。自分の頭で考える。頭の外で考える。「思う」ことと「考える」こと。2016/12/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/530829
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。