出版社内容情報
高次脳機能障害の診断と症状について解説。
全国に推定30万人いると言われる高次脳機能障害者。本書はこの新しい疾患の症状と診断、治療法について具体的に解説する。
ある日突然、家族や友人が、「人が変わったように暴力をふるう」「誰かが促さないと何もしようとしない」「言われたことをすぐに忘れてしまう」――脳梗塞や脳出血、くも膜下出血といった脳血管障害、脳炎や交通事故などで脳を損傷したあと、さまざまな問題を引き起こす高次脳機能障害。厚生労働省の調査によると、患者は全国に約三十万人いることがわかっており、その数は確実に増えつづけている。しかし一見、障害とはわからないため、医療や福祉の専門家でもこの障害に対する理解は十分でない……。
▼高次脳機能障害とは何か? 家族や周囲の人は患者をどのように支援すべきなのか? 社会復帰するための正しいリハビリテーションとは? 正しい診断と評価、家庭や社会の適切な対応によって、症状は必ず改善する。家族がイキイキとしはじめ、当事者に笑顔が戻るのである。
[第1部]高次脳機能障害を理解する
●第1章 高次脳機能障害とは
●第2章 高次脳機能障害の診断と症状
●第3章 高次脳機能障害は精神病か
●第4章 高次脳機能障害者の社会的立場
[第2部]日常生活の向上につなげるために
●第5章 家族・周囲の心構え
●第6章 高次脳機能障害のリハビリテーション
●第7章 高次脳機能障害への対応法
●第8章 社会復帰までの道のり
内容説明
「突然人が変わったように暴力をふるう」「誰かが促さないと何もしようとしない」「言われたことをすぐに忘れてしまう」―脳梗塞や脳出血、交通事故などで脳を損傷した後、さまざまな問題を引き起こす高次脳機能障害。しかし一見、障害とはわからないため、医療や福祉の専門家でもこの障害に対する理解は十分でない。高次脳機能障害とは何か?全国で三十万人にものぼる患者をどのように支援すべきなのか?正しい評価と診断、家庭と社会の適切な対応によって、症状は必ず改善する。
目次
第1部 高次脳機能障害を理解する(高次脳機能障害とは;高次脳機能障害の診断と症状;高次脳機能障害は精神病か;高次脳機能障害者の社会的立場)
第2部 日常生活の向上につなげるために(家族・周囲の心構え;高次脳機能障害のリハビリテーション;高次脳機能障害への対応法;社会復帰までの道のり)
著者等紹介
橋本圭司[ハシモトケイジ]
1973年東京都生まれ。リハビリテーション専門医。医学博士。東京慈恵会医科大学医学部卒業。同大学リハビリテーション医学講座にて臨床・研究に従事。東京都リハビリテーション病院、神奈川リハビリテーション病院で、数多くの高次脳機能障害者の治療を経験。現在、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座助手。東京医科歯科大学難治疾患研究所神経外傷心理研究部門客員助手。神経外傷や脳認知科学に関する先端研究に従事する一方で、急性期から回復期、そして慢性期における地域リハビリテーションにおいて、後天性脳損傷による高次脳機能障害治療の最前線に立つ臨床家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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