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家族のための“認知症”入門

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  • サイズ B40判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569654638
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0247

出版社内容情報

専門医が教えるアルツハイマー病の治療と介護。

あなたの身内が認知症になったら? 数々の症例から診断、治療、介護の方法までを専門医がやさしく教える。悩み苦しむ家族への救済書。

物忘れが激しくなり、「財布や貯金通帳が盗まれた」と騒ぎだす。外出すると自分の家が分からなくなる。さらに夜間に徘徊をくり返す、トイレに行っても後始末ができない……。アルツハイマー病をはじめとする認知症の患者とどう向き合うか。本書では、診察室を訪れた家族と患者の事例をもとに、認知症の診断、治療、介護の実践法を専門医がやさしく解説。いわゆる「痴呆」とは誰にも起こりうる病気であり、決して他人事としてとらえてはいけない。また、「認知症」を身内の恥ととらえる家族もいるが、そのような態度も好ましくない。著者は、患者の自尊心に配慮した暮らし方のヒントを紹介する。「理屈で説得しない」「指示はゆっくりと」「照明は明るく」「食事や入浴の留意点」「介護サービスの上手な利用法」等々。介護のつらさを抱え込む家族や介護従事者たちを救済する一冊である。

●第1章 愛する家族が認知症になったら ――診察室を訪れた人びとの物語 
●第2章 認知症とはどんな病気か ――さまざまな症状のあらわれ方 
●第3章 介護の現場から ――その実態と問題点 
●第4章 介護者(家族)を守る ――上手な介護サービスの利用とネットワーク作り

内容説明

物忘れが激しくなり、「財布や貯金通帳が盗まれた」と騒ぎだす。外出すると自分の家が分からなくなる。さらに夜間の徘徊、トイレに行っても後始末ができない…。アルツハイマー病をはじめとする認知症の患者とどう向き合うか。本書では、診察室を訪れた家族と患者の事例から、認知症の診断、治療、介護の実践法を教える。「理屈で説得しない」「指示はゆっくりと」「照明は明るく」「食事や入浴の留意点」など、患者の自尊心に配慮した暮らし方のヒントを紹介。悩める家族と介護従事者たちを救済する書。

目次

第1章 愛する家族が認知症になったら―診察室を訪れた人びとの物語(昔と今が混在、虚構に生きる義母;夫は替え玉では、という妄想 ほか)
第2章 認知症とはどんな病気か―さまざまな症状のあらわれ方(認知症(痴呆症)は、いくつもの病気をあらわす症状名
認知症によく見られる症状とその対処法 ほか)
第3章 介護の現場から―その実態と問題点(介護のための具体的実践法;医療と介護に関わる人びと)
第4章 介護者(家族)を守る―上手な介護サービスの利用とネットワーク作り(家族が負担を抱え込まない知恵;医療費の問題、法的な問題)

著者等紹介

中島健二[ナカジマケンジ]
1939年東京生まれ。現在、(財)京都地域医療学際研究所副所長。介護老人保健施設「がくさい」施設長。京都府立医科大学名誉教授(神経内科)。カナダのウェスタン・オンタリオ大学客員教授。京都府立医科大学卒業後、同大学大学院(精神科専攻)修了。東京逓信病院脳神経外科を経て、秋田県立脳血管研究センター病院長、京都府立医科大学神経内科教授、国立舞鶴病院院長などを歴任。また、第3回「アルツハイマー病と血管因子に関する国際会議」(2002年)の会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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