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「日本核武装」の論点―国家存立の危機を生き抜く道

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569654478
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日本の安全・繁栄を守るための戦略的論考集。

テポドン・ショック、中国の軍拡、NPT体制の崩壊……。国際環境が激変するなか、日本の安全・繁栄・独立を守るための論考・鼎談を収録。

本書の編著者である中西輝政氏が指摘するように、現在の日本を取り巻く国際環境は90年代と比べて激変している。2006年7月5日に7発のミサイルを発射した北朝鮮にしても、今世紀に入ってから核兵器の開発・保有を宣言していることは周知の通りである。核弾頭を搭載した北のミサイルが米国にも届くとなれば、犠牲を覚悟してまで米国は日本を守るだろうか。

▼中国の軍事予算は1989年以降、毎年13~16%のレベルで増加しているばかりか、日本が購入中の米国製MD(ミサイル防衛)システムを無効にしてしまう兵器群すら開発している。また北朝鮮に限らず、核保有宣言国が増えるなど、世界の核情勢はむしろ「拡散」の傾向にある。そのように国際情勢が変質するなか、日本の安全・繁栄・独立について再考する一助として、中西輝政氏、日下公人氏、平松茂雄氏、櫻井よしこ氏、西岡力氏、伊藤貫氏、兵頭二十八氏による「日本核武装」の論考・鼎談を収録。

●第一章 「日本核武装」の議論を始める秋(とき) 中西輝政(京都大学大学院教授) 
●第二章 日本という国家の「意志」の表明を 日下公人(評論家) 
●第三章 中国核戦略の標的は日本だ 平松茂雄(中国軍事問題研究者) 
●第四章 国家意思なき外交が招いた惨状と未来への「選択」 櫻井よしこ(ジャーナリスト) 平松茂雄(中国軍事問題研究者) 西岡 力(東京基督教大学教授) 
●第五章 核武装の決断は国民の覚悟から 伊藤 貫(国際政治アナリスト) 兵頭二十八(軍学者) 平松茂雄(中国軍事問題研究者) 
●第六章 「日本核武装」の具体的スケジュール 兵頭二十八(軍学者) 
●第七章 自国の防衛に責任を持てる当たり前の国に 伊藤 貫(国際政治アナリスト)

内容説明

テポドン・ショック、中国の軍拡、NPT体制の崩壊…。国際環境が激変するなか、日本の安全・繁栄を守り、真の独立国となるための論考・鼎談を収録。

目次

第1章 「日本核武装」の議論を始める秋
第2章 日本という国家の「意志」の表明を
第3章 中国核戦略の標的は日本だ
第4章 国家意思なき外交が招いた惨状と未来への「選択」
第5章 核武装の決断は国民の覚悟から
第6章 「日本核武装」の具体的スケジュール
第7章 自国の防衛に責任を持てる当たり前の国に

著者等紹介

中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年、大阪生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授(総合人間学部教授を兼任)。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。石橋湛山賞(1990年)、毎日出版文化賞・山本七平賞(1997年)、正論大賞(2002年)、文藝春秋読者賞(2001年、2005年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ohe Hiroyuki

1
ジャーナリスト、学者が我が国の軍事政策について寄書した一冊である。▼「論点」と書かれただけに、丁寧に「核武装」の意味及びその方法について論じている。ただ、参考文献の記載がなく、これ以上の勉強のためには海外文献に当たる必要がある。▼これからの日本を考えるにこれほど重要なテーマはないだろう。どちらのポジションを取るにもsっかりとした理論構築が必要である。▼この本は10年前に書かれた本であるが、驚くほど新鮮味が失われていない。逆にいえば、10年前から本質的には今の状況とほぼ同じだったということである。2016/05/29

かじやん0514

1
うーん。「日本核武装すべきだ」という強固な考えが先行して、根拠とする事実も推論もめちゃくちゃ。ただ、非核三原則の三つ目「持ち込ませず」を邪魔だとみなしているのは保守本流とも共通しているのは注意。2010/12/12

双海(ふたみ)

0
ふーん。

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