PHP新書<br> エピソードで読む西洋哲学史

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PHP新書
エピソードで読む西洋哲学史

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  • サイズ 新書判/ページ数 395p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569649252
  • NDC分類 130
  • Cコード C0210

出版社内容情報

哲学は魂のセラピーだ。物語西洋哲学者列伝。

デカルトからウィトゲンシュタインまで哲人たちの生い立ち、女性関係、死に際までの逸話を紹介。西洋哲学の生成、発展が見えてくる!

ヘーゲルやマルクスは私生児の存在を暴かれ、ルソーは五人の子捨てを告発された。ウィトゲンシュタインは同性愛が執拗に調査され、サルトルの不倫遍歴は、愛人ボーヴォワールに暴露される。また、ニーチェは発狂してから死ぬまでの十年間、ほとんど廃人であったという。さらに、カント、スピノザ、ホッブス、ヒューム、ハイデガー、フロイトなど、思想史を彩るスーパースターたちの私生活をのぞき見れば、意外な素顔が隠されていた!?

▼彼らは、不条理な世界と人生をどのように理解し、渡り歩いたのか。生い立ち、学歴、異性関係、挫折体験、死に際などの逸話を拾い集め、その思想のルーツを探る。好奇心、やじうま根性なくして哲学は語れない!

▼終章では、現代アメリカを代表する哲学者・リチャード・ローティ、ノーム・チョムスキー、ジョン・ロールズなども取り上げている。近代から現代に至るまで、約四百年の潮流が手に取るようにわかる、おもしろ哲学入門。

【第I部】これがモダンだ(十七~十八世紀) 
●第一章 機械と神 
●第二章 イギリス人の哲学 
●第三章 百科全書派とルソー 【第II部】調和の快感(十八~十九世紀) 
●第四章 モダンの優等生 
●第五章 歴史の哲学 【第III部】歴史の終わり(二十世紀) 
●第六章 超人と精神分析 
●第七章 フレンチ・コネクション――サルトルとボーヴォワール 
●第八章 コンピュータとDNA 
●第九章  リチャード・ローティのアメリカ

内容説明

ヘーゲルやマルクスは私生児の存在を暴かれ、ルソーは五人の子捨てを告発された。ウィトゲンシュタインは同性愛が執拗に調査され、サルトルの不倫遍歴は、愛人ボーヴォワールに暴露される。思想史を彩るスーパースターたちの私生活をのぞき見れば、意外な素顔が隠されていた!?彼らは、不条理な世界と人生をどのように理解し、渡り歩いたのか。生い立ち、学歴、異性関係、挫折、死に際などの逸話を拾い集め、その思想のルーツを探る。好奇心、やじうま根性なくして哲学は語れない!抱腹絶倒の哲学者列伝。

目次

第1部 これがモダンだ(十七~十八世紀)(機械と神;イギリス人の哲学;百科全書派とルソー)
第2部 調和の快感(十八~十九世紀)(モダンの優等生;歴史の哲学)
第3部 歴史の終わり(二十世紀)(超人と精神分析;フレンチ・コネクション―サルトルとボーヴォワール;コンピュータとDNA;リチャード・ローティのアメリカ)

著者等紹介

堀川哲[ホリカワテツ]
1947年、神戸市生まれ。法政大学経済学部卒業後、同大学院博士課程修了。札幌大学経済学部教授。専攻は、現代思想、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

25
人生はある意味では時間つぶしである。(おわりに)/えー、なんかこの本を読んだ事がある意味時間つぶしだったのかという読後感になっちゃったな。2019/04/29

SGM

12
★★☆内容はそれほど難しくないので、哲学を勉強してなくてもスラスラ読めると思う。広く浅くといった感じなので、読後はそれでなんだっけ?となってしまう。(笑)2017/10/27

conegi

7
コンセプトは面白いかなと思ったのだが、エピソードと哲学が上手く結び付かなくて、着地点が良くわからない点が残念。本の性質上仕方のない点はあるものの、むしろエピソードに特化した方が面白くなった気がする。また、口語体と文語体が入り交じっており、文に格式を持たせつつ、砕けた内容を目指したのかもしれないが、それも中途半端となった印象。 それでもサルトルなどのエピソードは楽しめたし、現代の哲学の動向もある程度は理解できたし、コンセプトは興味深いと思うので、またこの系統の本を読みたいところ。2022/03/27

武井 康則

7
哲学者の誕生から死までの生活を解説し、哲学について述べる。近代の幕開けであるデカルトから始め、イギリスのホッブス、フランスの百科全書家ヴォルテールなど珍しい顔が並ぶ。わかりやすい。ただ実存主義辺りになると短文でその哲学を語ることが難しくなり、どんな生活をしていたかくらいのまさしくエピソードになる。フランスの高等師範学校、コンピュータ、アメリカのローティなど。イギリス経験論、アメリカプラグマティズムが専門なのかもしれない。日本では哲学はフランス構造主義だが世界ならアメリカだろうから、これが主流かもしれない。2019/04/27

チネモリ

4
「哲学者」というと「真面目」で「堅い」イメージがあった。しかし同じ人間だということが分かったと同時に順風満帆ではない人生を送った人たちもいたということでどこか親近感が湧いた。「哲学」に興味がある人や高校「倫理」を学び直したい人にはおすすめの1冊。「入門書」を先に読むか本書を先に読むかはお任せします。

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