出版社内容情報
大前流現場ですぐに活かせるスキルとマインド。
語学、財務、問題解決力などのビジネススキルから、勉強術、会議術、人生設計までを網羅。即戦力を磨く大前メソッドが学べる一冊。
「どんな人材がほしいですか」と企業に問えば、たいてい「即戦力になる人」と答えるにちがいない。では、即戦力とは何かと聞かれると、答えに窮してしまう。そこで、即戦力に必要な具体的なスキルは何かを紹介したのが本書である。
▼具体的には、「語学力」「財務力」「問題解決力」の三つがベースであると著者は説く。つまり、世界共通語になった英語力の学習法や財務感覚を身につける方法、問題解決の考え方をまとめた。また、本を一冊書けるぐらいの勉強への取り組み、会議で知的格闘を行なうためのディスカッション能力の修得法までを解説。最後に、若い層から中高年層まで、世代別に人生設計のポイントを指摘した。
▼「家も車も借りれば十分」「好きなように人生を生きる」方法は、これから所得が低くなっても豊かに暮らせることを教えてくれる。下剋上のビジネス社会を生き抜くための心得とノウハウは、目からウロコのアドバイスである。
[序章]下剋上の時代
●ホリエモン騒動が残したもの
●ヒルズ族が下剋上の時代をもたらした
●世界標準は日本より二十年早い
●パーソン・スペシフィック(人材次第)の時代
●新大陸の掟
●サバイバーの条件
●松井とイチローにみるプロフェッショナルの証
●即戦力に必要な「三種の神器」
[第1章]「語学力」を磨く
●語学力とは英語のこと
●英語は儲かる言葉
●アジア各国の英語事情
●なぜ日本人は英語が苦手なのか
●「英語耳」を鍛えよ
[第2章]「財務力」を磨く
●経理があっても財務がない国
●財務能力を養う
●株投資の原則
●上達したければケガを恐れるな
[第3章]「問題解決力」を磨く
●問題解決力とは何か
●思いつきを結論にするな
●前世紀の既成概念を叩き潰せ!
●「貿易と無縁の国はどこか」という問いに答えられるか
[第4章]「勉強法」を身につける
●「答えを教える」より「答えを自ら考える」
●危機感がないから考えない
●毎年テーマを決めて勉強する
●カネの流れを見て勉強のテーマを決める
●受験勉強で終わる日本人の勉強
●六十歳より先の人生を考えて勉強せよ
●勉強時間はこうやって捻出せよ
●「ファイティング・ポーズ」をとり続ける
[第5章]「会議術」を身につける
●日本人は「ディスカッションする力」が欠けている
●ディスカッション能力は家庭で養う
●マッキンゼ―式会議術を身につけよう
●問題の解決策を見つけるのが目的
●まずは奥さんとディスカッションしてみる
●社長と直接話す
[終章]人生設計は自分でやるしかない
●死ぬときに「よかった」といえるか
●勝ち逃げ五十代、わりを食う四十代
●マンガ本を卒業せよ
●勝ち組発想
●「値札」と「名札」を手に入れよ
●家は借りれば十分だ
●アメリカ型社会がやってくる
●好きなように人生を生きる
●この国にはアップサイドしかない
●将来設計はいますぐ始めよ
内容説明
ビジネスの現場はいまや下剋上の時代。力がなければ生き残れないし、能力の差で所得の格差は開く一方だ。働く側にせよ、雇う側にせよ、誰もがビジネスシーンでどのようなアウトプットができるかを常に考えている。求められるのは、現場で活かせる即戦力である。「語学力」「財務力」「問題解決力」の三種の神器に加えて、「勉強法」や「会議術」も身につけたい。大前流の即戦力の磨き方を若きビジネスパーソンに伝授する。
目次
序章 下剋上の時代
第1章 「語学力」を磨く
第2章 「財務力」を磨く
第3章 「問題解決力」を磨く
第4章 「勉強法」を身につける
第5章 「会議術」を身につける
終章 人生設計は自分でやるしかない
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー&カンパニー入社。日本支社長、本社ディレクター、アジア太平洋地区会長を務める。現在、大前・アンド・アソシエーツ代表取締役、ビジネス・ブレークスルー代表取締役。2005年4月に遠隔教育法によるMBAプログラム(ビジネス・ブレークスルー大学院大学)を開講、学長に就任。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、オーストラリアのボンド大学、韓国の梨花女子大学や高麗大学でも教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
MI
5 よういち
けいた@読書中はお静かに
佐島楓