出版社内容情報
ミドルの存在意義とは? 好評対談第4弾。
ミドル世代、定年世代の存在意義とは? 誰もがあたりまえの幸せを享受する社会とは? 人間と社会を知りぬいた二人の好評対談第四弾。
人生を大きく分けると、学生、社会人、そして定年後の3つに分かれる。定年後の人間の生きる意味とは、ひとつはハンドルの「遊び」のような役割を担うことではないか。すなわち、一見「無用の長物」のように見えても、それが効率中心の現代社会に余裕をもたらし、やすらぎを生むのである。そして、そもそも、シルバー世代は人生の勝ち残り組なのだ。
▼本書はこのような提案からはじまる、人間と社会を知り尽くした二人による真摯な対談である。「ミドルよ、革新の使命に燃えよう」「インターネット社会の中で孤独にならないために」「コスモポリタンの時代、パラダイスになる人・地獄になる人」「漠然とした不安に負けない方法」など、今日的で現実的な視点から、人生第三期の存在価値、愉しみ方、今後のゆくえを自由闊達に語り合う。
▼扉裏には、森村誠一氏作の俳句を掲載。
●第1章 リタイア世代の存在意義とは?
●第2章 ホンモノの幸せを誰もが味わうには?
●第3章 情報化社会でダマされない、孤独にならないために
●第4章 視野をひろげて豊かに生きる
●おわりに 漠然とした不安に負けない方法
内容説明
組織を離れた後に持つべき「生きる思想」とは?人間の生きざまを知り尽くした小説家と、理想の組織作りを推し進める元・検事による真摯な対談。
目次
第1章 リタイア世代の存在意義とは?(シルバー世代は人生の勝ち残り組;「生きていてくれるだけでうれしい」と言ってみよう ほか)
第2章 ホンモノの幸せを誰もが味わうには?(「大丈夫だよ」のひと言で幸せの後押しを;自由の怖さを実感したとき ほか)
第3章 情報化社会でダマされない、孤独にならないために(インターネットには、どうしても突破できない壁がある;インターネットは第三の文化革命 ほか)
第4章 視野をひろげて豊かに生きる(リタイア世代には俳句がおすすめ;寄付をすると視野が広がる ほか)
おわりに 漠然とした不安に負けない方法(対処できない“不安”は、腹をくくって忘れてしまえばいい;末法思想はリセット現象)
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
小説家。1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学英米文学科卒業後、10年間のホテルマン生活を経て作家活動に入る。『高層の死角』(第15回江戸川乱歩賞受賞)、『腐蝕の構造』(第26回日本推理作家協会賞受賞)、『人間の証明』(第3回角川小説賞受賞)、『悪魔の飽食』『人間の条件』『コールガール』など数多くのベストセラー作品を著し、本格派推理小説の世界で不動の地位を築く。作家生活40周年にあたる2004年には、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞した
堀田力[ホッタツトム]
弁護士・さわやか福祉財団理事長。1934年、京都市生まれ。京都大学法学部卒業。大阪地検特捜部検事などを経て、1976年、東京地検特捜部検事。ロッキード事件では、田中角栄元首相らに論告求刑を行う。その後、法務大臣官房人事課長、最高検察庁検事、法務大臣官房長などを歴任。1991年に退職し、さわやか法律事務所、さわやか福祉推進センター(現・さわやか福祉財団)を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。