出版社内容情報
明快な切り口で解き明かされる超大国の実像。
超大国アメリカの実像は、孤立主義を貫く宗教国家である。政治、宗教、経済、思想まで広範にカバーし、明快な切り口で語るアメリカ論。
覇権国家アメリカは、究極的に何を目指しているのか。社会学の視点で<新大陸><キリスト教国家>などの成り立ちを捉えれば、「自由の国」の行動原理が浮き彫りになる。
▼財産の相続法や選挙など平等と民主主義を実現する社会の仕組みから、ハンバーガーやジーンズといった便利さを追求する消費文化、そして、ふたつの大戦や冷戦、9・11を経て至った単独行動主義まで、アメリカならではの思考パターンを考察。
▼はたしてその覇権はいつまで続くのか、日本がとるべき道とは……。エッセンスを明快につかみ出した超常識のアメリカ論。
▼
[目次より]アメリカとは何なのか/宗教国家アメリカ/独立戦争のアメリカ/社会科学者の見たアメリカ/トクヴィルの見たアメリカ/アメリカン・カルチャー/サリンジャーのアメリカ/二十世紀という時代/日本とアメリカ/ネオコンのアメリカ/グローバル化とアメリカ
[1]歴史から見えるアメリカ
●第1章 アメリカとは何なのか
●第2章 宗教国家アメリカ
●第3章 独立戦争のアメリカ
●第4章 社会科学者の見たアメリカ
[2]文化から見えるアメリカ
●第5章 トクヴィルの見たアメリカ(1)
●第6章 トクヴィルの見たアメリカ(2)
●第7章 アメリカン・カルチャー
●第8章 サリンジャーのアメリカ
[3]国際関係から見えるアメリカ
●第9章 20世紀という時代
●第10章 日本とアメリカ
●第11章 ネオコンのアメリカ
●第12章 グローバル化とアメリカ
内容説明
覇権国家アメリカは究極的に何を目指しているのか。社会学の視点で“新大陸”“キリスト教国家”などの成り立ちを捉えれば、「自由の国」の行動原理が浮き彫りになる。財産の相続法や選挙など平等と民主主義を実現する社会の仕組みから、ハンバーガーやジーンズといった便利さを追求する消費文化、そして冷戦や9・11を経て至った単独行動主義まで、アメリカならではの思考パターンを考察。はたしてその覇権は続くのか、日本がとるべき道とは…。エッセンスを明快につかみ出した超常識のアメリカ論。
目次
プロローグ 講義を始めるにあたって
第1部 歴史から見えるアメリカ(アメリカとは何なのか;宗教国家アメリカ;独立戦争のアメリカ ほか)
第2部 文化から見えるアメリカ(トクヴィルの見たアメリカ;アメリカン・カルチャー;サリンジャーのアメリカ)
第3部 国際関係から見えるアメリカ(二十世紀という時代;日本とアメリカ;ネオコンのアメリカ ほか)
著者等紹介
橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授。専門は社会学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。