出版社内容情報
西部劇は強く正しく生きるための教材だった!
かつて日本では、アメリカ映画といえば「西部劇」という時代があり、多くの影響を日本文化に与えた。そのすばらしさを六人の文士が熱く語る。
消え行く「男の文化」の象徴「西部劇(ウエスタン)」を救うべく、ガンファイター魂を抱えた六人の文士が熱く思いを語る。
▼永田哲朗は「西部劇の華・決闘の系譜」から1対1の対決、ガンファイトの凄絶さとスマートさのすばらしさについて。菊地秀行は西部劇ベストテンを語りながら、隠れた名作が数多く残されていることを教えてくれる。逢坂剛は監督ジョン・スタージェスを語り、西部劇の面白さを堪能させる。川本三郎は「ダーク・ウエスタン」の系譜を紐解きながら、西部劇とその時代背景を明らかにする。縄田一男は時代劇と西部劇のヒーローの交錯を語り、これからの時代劇・西部劇の方向性を探す。終章では宮本昌孝がケヴィン・コスナーの活躍に自らの思いを重ね、新時代の西部劇の方向を示唆する。古きよき時代贈り物とされていたウエスタンの魅力を余すところなく語る、ファン必読の書。
●第1章 <座談会>西部劇を語る
●第2章 西部劇の華・決闘の系譜
●第3章 「ベスト10」を少し離れて
●第4章 ジョン・スタージェス賛
●第5章 「ダーク・ウェスタン」の暗い魅力
●第6章 西部劇ヒーローについての一考察
●第7章 ケヴィン・コスナーと新しい西部劇の可能性
内容説明
自由で、自立心があり、正義感に燃えるヒーローは、どこに行くのか。消え行く“男の文化”を守るべく熱き思いの文士が立ち上がる。現代のガンファイター、逢坂剛、川本三郎、菊地秀行、永田哲朗、縄田一男、宮本昌孝の6名が、古きよき西部劇の魅力を語り尽くす。
目次
第1章 “座談会”西部劇を語る(六人のガンファイター)
第2章 西部劇の華・決闘の系譜(永田哲朗)
第3章 「ベスト10」を少し離れて(菊地秀行)
第4章 ジョン・スタージェス賛(逢坂剛)
第5章 「ダーク・ウェスタン」の暗い魅力(川本三郎)
第6章 西部劇ヒーローについての一考察―時代ものを視野に入れて(縄田一男)
第7章 ケヴィン・コスナーと新しい西部劇の可能性(宮本昌孝)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
Gen Kato
in medio tutissimus ibis.
慧