出版社内容情報
むずかしい法律がもっと身近になる社会学講座。
憲法から刑法、民法、国際法、さらに宗教法まで、人間にとって法律とは何か。気鋭の社会学者が、近代における自由と公共性のあり方を問う。
イスラム法では利子が禁止!? 売春やドラッグの合法化を主張するアメリカのリバタリアニズム!?
▼時代や文化圏によって異なる法には、どのような根拠や正当性があるのか。
▼そもそも法とは何か。強制なのか、ルールなのか。まず第1部で、民主主義社会における近代法の本質を、「言語ゲーム」の観点から読み解く。
▼次に第2部では、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教など、それぞれの宗教において法律はどのように定め、用いられてきたかを説き明かす。
▼そして第3部では、「公」の概念をもとに日本社会における法秩序を問い直す。
▼さらに第4部では、より発展的な問題として、自由はどこまで可能か、国際社会と国内の基準のどちらを上位に考えるのかなど、日本社会を再構築する上で課題となる議論を展開する。
▼人類は法によっていかに幸福を実現できるのか。自由と公共性は両立できるか――。正しい法感覚を磨くための最良のテキスト!!
[第1部]法の原理――法はなぜ必要なのか
●第1章 法とは何か
●第2章 ハートの法理論
●第3章 近代法の原則とは何か
[第2部]法の歴史――古代宗教と法
●第4章 ユダヤ教と法
●第5章 キリスト教と法
●第6章 イスラム教とイスラム法
●第7章 仏教と法
●第8章 儒教と法
[第3部]日本人と法――法感覚を鍛えるために
●第9章 日本社会と法
●第10章 明治国家と法
[第4部]
●未来を構想するために――法と自由をめぐるいくつかの問題
●第11章 民主主義とリバタリアニズム
●第12章 国際社会と法
内容説明
イスラム法では利子が禁止!?アメリカのリバタリアニズムは売春やドラッグの合法化を主張している!?時代や文化圏によって異なる法には、どのような根拠や正当性があるのか。本書は、近代法の本質を「言語ゲーム」の観点から読み解き、キリスト教、イスラム教、仏教など宗教法の成り立ちを探る。さらに「公」の概念をもとに日本の法秩序を問い直す。人類は法によっていかに幸福を実現できるのか。自由と公共性は両立できるか―。正しい法感覚を磨くための最良のテキスト。
目次
第1部 法の原理―法はなぜ必要なのか(法とは何か;ハートの法理論;近代法の原則とは何か)
第2部 法の歴史―古代宗教と法(ユダヤ教と法;キリスト教と法;イスラム教とイスラム法;仏教と法;儒教と法)
第3部 日本人と法―法感覚を鍛えるために(日本社会と法;明治国家と法)
第4部 未来を構想するために―法と自由をめぐるいくつかの問題(民主主義とリバタリアニズム;国際社会と法)
著者等紹介
橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授。専門は社会学
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感想・レビュー
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Ryo Hirao
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
しょ~や
青ポス
おもち