出版社内容情報
地名ごとに京都の歴史・文化を解説、完結編。
前編に続き、京都の歴史・文化を地名ごとにエピソードを交えて解説。「祗園」「鞍馬」「伏見」など、その由来がわかる京都案内決定版!!
「六波羅」はもともと「ドクロ原」だった!? 「伏見」の名前は豊富な地下水に由来する!? 湧き水の濃厚甘美な味から「醍醐」という地名になった!?
▼京都の地名からは、歴史と文化の面白さ、奥深さが浮かびあがる。本書は、平安京の成立以来、千二百年の営みが息づく地名や寺社の由来をたずね歩く。
▼第1部では、天下人・秀吉による都市大改造と寺社文化の回復、近世における商業・産業の躍進と「観光の都」の創出、明治期の琵琶湖疏水開発や遷都1100年祭などの大事業、そして現代の京都までを概説。
▼第2部では、円山、祗園、六波羅、清水、七条などの「洛東」、上賀茂、下鴨、聖護院、一乗寺、大原、鞍馬などの「洛北」、鳥羽、伏見、淀、醍醐などの「洛南」の地名を取り上げ、余すところなく解説。京都の魅力を再発見し、その歴史情緒を味わう。<上巻の主な内容>第1部…「やましろのくに」の誕生/政治都市の成立/宗教文化都市への変貌 第2部…洛中/洛西/洛外
[第1部]京都の町の歴史――秀吉の都市改造から現代の京都まで
●第3章 近世商工都市への発展
●第4章 近代都市の成立
●終章 現代の京都
[第2部]京都の地名を読む <洛東>
●円山
●祗園
●六波羅
●霊山
●清水
●七条
●月輪
●東海道筋
●山科 <洛北>
●上賀茂
●下鴨
●吉田
●岡崎・聖護院
●南禅寺
●浄土寺 ・黒谷
●修学院・一乗寺
●松ヶ崎
●岩倉・上高野
●八瀬・大原
●鞍馬・貴船
●花背・久多
●紫野
●鷹ケ峰
●周山街道 <洛南>
●島原
●鳥羽
●伏見
●深草
●中書島
●淀
●醍醐
内容説明
「六波羅」はもともと「ドクロ原」だった!?「伏見」の名前は豊富な地下水に由来する!?京都の地名からは、歴史と文化の面白さ、奥深さが浮かび上がる。本書は、平安京の成立以来、千二百年の営みが息づく地名や寺社の由来をたずね歩く。第1部では、秀吉による都市改造から現代まで、京都の産業・観光の躍進、近代都市の成立を概説する。第2部では、清水、祗園、上賀茂、下鴨、鞍馬、伏見など、洛東・洛北・洛南の地名を取り上げ、余すところなく解説。京都の魅力を再発見し、その歴史情緒を味わう。
目次
第1部 京都の町の歴史―秀吉の都市改造から現代の京都まで(近世商工都市への発展;近代都市の成立;現代の京都)
第2部 京都の地名を読む(洛東;洛北;洛南)
著者等紹介
森谷尅久[モリヤカツヒサ]
1934年、京都府生まれ。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。大津市史編纂委員、京都市史編纂所研究員、京都大学人文科学研究所講師を経て、1982年、京都市歴史資料館初代館長に就任。現在、武庫川女子大学教授。専門は中・近世史、京都の祭りの研究
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