出版社内容情報
中東・北朝鮮危機の今、戦争を一から考え直す。
イラク・北朝鮮危機の今こそ、戦争を一から考え直すべきだ。著者20年の戦争考究の成果が60分で読める、すべての日本人必読の書!
3月20日に米英軍によるイラク攻撃が開始された。戦争関連ニュースでは、米英・イラク双方のプロパガンダをも含めた様々な報道や、内外の専門家による微細な解説がなされているが、当然のことながら、戦争には過去・現在・未来にわたって不変の原則というものがある。本書の目的は、それを大づかみに、手短かに示し、これから起こる予期しがたいすべての戦争に、日本人が大局的な対応をするための決定版テキストを提供することにある。
▼本書で述べられている「権力と戦争の関係」「政治と戦争の関係」「対権力直接アプローチの戦理」「この世から戦争をなくす方法」「軍隊と法による世界経営」等の理論は、イラクで起こっている事態を冷静に読み解くためにも大いに適用可能であり、また北朝鮮危機についても同様だろう。著者20年の戦争考究のエッセンスである本書は、今まさに日本人すべての必読書である。
[第1部]ニュースではわからない戦争の論理
●ヒトが戦争をはじめたのは…?
●槍からICBM、さらにB―52爆撃機へ
●領土と資源へのあくなき欲求
●世界の覇者=西欧のパワーの起源 ほか
[第2部]誰もいわない「歴史問題」の根っこ
●脳の一回性こそ、われわれ人類の宿命
●携帯の機種変更と歌舞伎の世襲制
●日本人が近代小説を書けなかった理由もまた…
●権力という大目標を導入すると…
●なぜ、永久に決着しない論争がこの世にあるのか ほか
内容説明
イラク攻撃も北朝鮮危機も…根っこは一つ。著者20年の戦争考究の成果が60分で読める。
目次
第1部 ニュースではわからない戦争の論理(ヒトが戦争をはじめたのは…?―政治・権力の根本動機;槍からICBM、さらにB‐52爆撃機へ―兵器のリーチの原理;いずれの土地も誰かの領土であるのは…?―ナワバリ開拓、二つの動因;領土と資源へのあくなき欲求―外征戦争と耕作奴隷;世界の覇者=西欧のパワーの起源―26文字言語と規格品による「標準化」 ほか)
第2部 誰もいわない「歴史問題」の根っこ(脳の一回性こそ、われわれ人類の宿命;携帯の機種変更と歌舞伎の世襲制;日本人が近代小説を書けなかった理由もまた…;権力という大目標を導入すると…;なぜ、永久に決着しない論争がこの世にあるのか ほか)
著者等紹介
兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
1960年、長野県生まれ。東京工業大学大学院博士前期課程修了(社会工学専攻)。軍学者
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