出版社内容情報
いま、MBA思考が求められている。本書は、大前研一氏と学生との討論から、戦略思考やイノベーション理論など実践的なノウハウを学ぶ。
MBA(経営学修士)に必要なものは何か。ケーススタディを通した財務分析やマーケティング理論なども、もちろん重要なスキルだろう。しかし、時代の転換期にある現在、使い古された事例を研究するよりも、独自のビジネスプランを構築することのほうが求められるはずだ。本書は、オーストラリアのボンド大学のMBAプログラムと大前理論のエッセンスを元に、これからのビジネスに必要な「構想力」をいかに磨くかという観点からまとめられている。
▼構成は、大前ファンなら誰もが知っている「見えない大陸」や「企業参謀」「アービトラージ」といったキーワードについて学んだのち(本文中「ダイジェスト」)、受講生たちの実践的な解釈や思考法について、読者側も考察を試みられるような流れになっている。MBAの勉強とは、机上の空論に終始するのではなく、自身の起業家への可能性や自社のビジネスモデルについて、建設的な意見を培うものであろう。
●序章 なぜ、MBA能力を磨かなければいけないのか
●第1章 21世紀のリーダーを考える
●第2章 論理的思考の必要性
●第3章 戦略論を分析する
●第4章 これからの企業戦略を考える
内容説明
日本一の経営コンサルタントが教える「構想力」を磨くための使える教科書。
目次
第1章 二十一世紀のリーダーを考える―「企業家」と「起業家」の違い(そもそも起業家精神は生来のものか、学んで身につくものか;起業家精神の神髄とは何か ほか)
第2章 論理的思考の必要性―『企業参謀』を読んで(『企業参謀』から学ぶ;『企業参謀』のコンセプト・ツール ほか)
第3章 戦略論を分析する―マイケルE・ポーターとジェイB・バーニーを比較して(戦略論の進化;戦略論のイノベーション考察 ほか)
第4章 これからの企業戦略を考える―ビジネス・モデルを中心として(身近なアービトラージの事例;「見えない大陸」における戦略とは)
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
1943年、北九州市生まれ。早稲田大学理工学部卒業。マサチューセッツ工科大学大学院で博士号取得。経営コンサルティング会社「マッキンゼー&カンパニー」日本支社長、本社ディレクター等を歴任。95年退社。96~97年スタンフォード大学客員教授。現在、UCLA政策学部教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ代表取締役。起業家養成学校「アタッカーズ・ビジネススクール」の塾長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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