徳と正義

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569620619
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

哲学なき現代に正義と道理の大切さを説く。

なぜ現代社会は徳も倫理も見失ったのか。教育の荒廃をいかに立て直すか。日本を代表する弁護士と経営者による社会再興問答。

政界、官界、経済界、教育界……いまやあらゆる社会で不祥事が続出している。本来、日本人がもっていたはずの「徳」「倫理」「勤勉」「道理」といった価値観はどこへいってしまったのか? 目先の成功や欲望にとらわれず、人間として正しく生きるためにはどうしたらよいのか? 本書は、経済界と法曹界という異質の世界に生きる二人が、胸襟を開いて語り合った「日本および日本人のあり方」。一代で世界的企業を築いた稲盛氏は、貧乏と病気、度重なる受験失敗にたたられ、不運な青少年時代を過ごす。一方、森永ヒ素ミルク事件、豊田商事事件、住専問題などで辣腕を振るってきた中坊氏は、京都の裕福な家庭に生まれたボンボン。そんな好対照の二人が「日本人はいかに生きるべきか」をテーマに語りはじめたら、お互いの人生観や世界観に共通するところ多く、まさに談論風発の対談となった。豊かさを追求するあまり、日本人が忘れてしまったものを取り戻すとき。

●第1章 徳も倫理も失った社会の悲劇 
●第2章 普遍的な価値観を取り戻すとき 
●第3章 教育の荒廃をいかに建て直すか 
●第4章 物事の本質を追究する 
●第5章 いまこそ必要な「足るを知る」の発想

内容説明

目先の成功や欲望にとらわれず、人間として正しく生きるためには?経済界と法曹界という異質の世界に生きる二人が胸襟を開いて語り合った、日本および日本人のあり方。

目次

第1章 徳も倫理も失った社会の悲劇
第2章 普遍的な価値観を取り戻すとき
第3章 教育の荒廃をいかに建て直すか
第4章 物事の本質を追究する
第5章 いまこそ必要な「足るを知る」の発想

著者等紹介

中坊公平[ナカボウコウヘイ]
1929年、京都生まれ。京都大学法学部卒業。57年、弁護士開業。70年、大阪弁護士会の戦後最年少の副会長となる。73年、森永ヒ素ミルク事件被害者弁護団長、千日デパート火災テナント弁護団長として活躍。85年には豊田商事の破産管財人を引き受ける。90年~92年、日本弁護士連合会会長。96年、住宅金融債権管理機構社長に就任、不良債権回収に辣腕を振るう。99年、同機構と整理回収銀行が合併して誕生した整理回収機構の社長に就任

稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミツク株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。また84年には第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。一方、84年には稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他にも、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ
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感想・レビュー

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TM

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「教師の社会的問題が頻発している。それは教師が労働者として働いているから。教師は聖職者であって、労働者ではない。ある種のサラリーマン的な考えで、教師となっている者が多いために問題が頻発しているのでは」という主張に、なるほど、とついついうなづいてしまいました。教育に関して、アツく語られており、非常にシンパシーを覚えました。自分を見つめ直す良い本になりました。2014/10/11

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