PHP新書<br> 「自分の力」を信じる思想

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PHP新書
「自分の力」を信じる思想

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569618340
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0230

出版社内容情報

辛辣かつ鋭利に「自分の力」を考察した論考。

不安定な時代を生き抜くために今最も必要な「力」とは? 会社員であり思想家でもある著者が、最強の「自分の力」を示す。

「勝ち組」に入ることだけを目指す生き方。競争ゲームから降りて、「自分らしい楽で自由な人生」を目指す生き方。だが実際はそのどちらかだけで生きていくことは不可能だ。ではいま私たちにはこれ以外の「ふつう」の生き方は残っていないのか?

▼一会社員でもある著者が「ふつうの人」の視点から思索する中で行き着いたのは、「自分の力」で人生をまっとうする生き方。

▼著者は言う。「自分の力」とは知力・体力・経済力が尽きたとき、最後に残っている唯一の力。信じることでそれは最強の力となり、人生をまっとうする力になる、と。

▼本書では、究極の「仕事の意味」とは何か、自分の「二階」を持て、ほんとうの「まじめ」は最強である、生きる武器として「考え」よ、「勝敗」の力の思想を解体せよ……、「自分の力」をつける上で重要なテーマを真摯に考察。

▼多発する犯罪・自殺、失業への怯え――厳しい時代に生き続けることの意味を問う頑張る勇気が湧く思想。

●第1章 わたしたちは「自分の力」を欲している――「できる力」 
●第2章 「生きている実感」とはなにか――「生きる力」 
●第3章 究極の「仕事の意味」とはなにか――「対応する力」 
●第4章 「二階」に上がることは必要か――「感応する力」 
●第5章 ほんとうの「まじめ」は最強である――「自立する力」 
●第6章 なぜ、なんのために、どう「考える」のか――「考える力」 
●終章 「力」の思想をいかに解体するか――「信じる力」

内容説明

「勝ち組」に入ることだけを目指す生き方。競争ゲームから降りて、「自分らしい楽で自由な人生」を目指す生き方。いま私たちにこれ以外の「ふつう」の生き方は残っていないのか?生きる上で最強かつ最後に必要なのは、知力・体力・経済力でもなく「自分の力」。「充実感」などどうでもいい。勝敗の思想を解体せよ。自分で「考え」「まじめ」に努力する者だけにその力は与えられ、人生をまっとうすることができるのだ。多発する犯罪・自殺、失業への怯え―厳しい時代に生き続ける意味を問う、勇気の出る思想。

目次

第1章 わたしたちは「自分の力」を欲している―「できる力」
第2章 「生きている実感」とはなにか―「生きる力」
第3章 究極の「仕事の意味」とはなにか―「対応する力」
第4章 「二階」に上がることは必要か―「感応する力」
第5章 ほんとうの「まじめ」は最強である―「自立する力」
第6章 なぜ、なんのために、どう「考える」のか―「考える力」
終章 「力」の思想をいかに解体するか―「信じる力」

著者等紹介

勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。現在、洋書輸入会社に勤務。「ふつうの人」の立脚点から「自分」が生きていくということの意味を問い、独自の思考を展開し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAKAPO

29
自分の力を信じられない私が「自分の力」を信じる思想というタイトルに惹かれて買った本…生きる上で最強かつ最後に必要なのは、知力・体力・経済力でもなく「自分の力」。自分で「考え」「まじめ」に努力する者だけにその力は与えられ、人生をまっとうすることができるのだ。という著者の言葉は、小さなことにくよくよしがちな私に勇気をくれる。著者に促されるままに、他人に承認されることよりも、自分自身を承認できるように、自分をまっとうしようとすること、目の前の「する」べきことに、つねに全身で「自分の力」をつかっていこうと思った。2015/02/21

chie

15
人生をまっとうするためには、自分のどこに力を見い出し、どう使うか、結構厳しく書かれていて、名言にしたい言葉は書ききれないので、いっそ、まるごと座右の書にしたい。それでいて楽しく読めたのは、この本が教養の高さを売り物にしていない(失礼でしょうか)ために、著者の勢古さんが、自分と同類だと思わせてくれるからではないだろうかと思った。「(「まじめ」の)真の敵は、「まじめ」はおとなしく、目立たず、弱虫だという観念そのものである。」敵は他人ではなく、自分の内にある...!2024/03/25

Bartleby

3
「まじめ」論が共感する点が多かった。器用なわけでも、面白いわけでもないから、まじめさを周りに示して自分をを守っている。一方でまじめはつまらないと自分でも思っていてまじめであることに徹し切れてもいない。著者が言うように本気のまじめに徹することを選ぶのはなかなか覚悟がいることに感じる。でも外面だけのまじめであり続ける限り「力」がつくことはないというのは、たしかだと思う。2011/11/20

聡太郎

0
人生における敗北とは、自分の力を放棄してしまうこと以外にはない。という意味の言葉が心に刺さる。たとえ非力でも、極限まで自分の力を信じられるようでありたい。2012/05/21

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