出版社内容情報
日米欧は「稀代の戦略家」金正日の手玉に取られた――防衛庁東アジア問題のプロが分析する北朝鮮情勢。民族統一に浮かれる韓国が危ない。
タブーを破る超・辛口の朝鮮半島情勢論。
▼南北首脳会談から一年、韓国・金大中大統領の「太陽政策」は北朝鮮・金正日国防委員長にたぶらかされた結果ではなかったか。
▼94年の「米朝枠組み合意」は、いまにも北朝鮮が崩壊するとの「偽情報」にアメリカが踊らされたのでは?
▼防衛研究所屈指のアジア情勢分析家が、朝鮮半島をめぐって始まる「朝・中・露」対「日・米・韓」の「新冷戦」に警鐘を鳴らす。
▼類まれな金日成・金正日父子の戦略手腕によって、いまや韓国の国民感情が「北側」に取り込まれつつある?
▼ロシア・プーチン大統領は、アメリカの一人勝ちを阻むための切り札として、北朝鮮に急接近しはじめた?
▼中国は北朝鮮との「血盟」を確認して、アメリカに煮え湯を飲ませる心積りか?
▼アメリカ・ブッシュ政権は、北朝鮮に対してもはや武力の行使も辞さない?
▼ひたすら部外者を決め込んできた日本は、ついに決断のときを迫られるのか?
●第1章 北東アジアで新冷戦が始まった
●第2章 「DJプロセス」の落とし穴
●第3章 さらば、「ペリー・プロセス」
●第4章 統一コリアが反米・反日になる日
●第5章 恐るべき戦略家・金正日
●第6章 「普通の国家」でないのは日本だ
内容説明
タブーを破る超・辛口の朝鮮半島情勢論。
目次
第1章 北東アジアで新冷戦が始まった
第2章 「DJプロセス」の落し穴
第3章 さらば「ペリー・プロセス」
第4章 統一コリアが反米・反日になる日
第5章 恐るべき戦略家・金正日
第6章 「普通の国家」でないのは日本だ
著者等紹介
武貞秀士[タケサダヒデシ]
1949年神戸市生れ。1972年慶応義塾大学法学部卒業、1977年同大学大学院博士課程修了。1975年より防衛研修所(現、防衛研究所)に入る。一貫して地域研究者として朝鮮半島問題を研究し、朝鮮半島の安全保障問題、国際関係、南北関係などを専門とする。1990年より防衛研究所研究室長。1978年より1年間、韓国延世大学韓国語学堂に語学留学。1983年より2年間、米国スタンフォード大学、ジョージワシントン大学客員研究員。1992年より1年間、国際交流基金の支援を受けて、韓国中央大学で客員教授として韓国語によって「戦後日本の外交・防衛政策」を講義した
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