出版社内容情報
道端の石ころさえも宇宙にとって存在する意味がある――一代で世界企業を興した著者が、深い洞察と思索から導き出した「人生観」の集大成。
21世紀になっても、世界中で争いが絶えず、社会は混乱の度を深めているのはなぜか。ひるがえって日本をみても、物質的な豊かさを獲得したにもかかわらず、政治は迷走し、社会は規範を失い、人々の心が満たさないのはなぜなのか? そもそも人間が存在する理由、生きる価値とは何なのか? かかる疑問に対して、一代で京セラを世界企業に育て上げた著者が、人間の本性を深く洞察したうえで導き出した「哲学」を用いて答えたのが本書である。「人間は何の目的で誰がつくったのか」「なぜ人生には試練や逆境があるのか」「魂の存在や死というものをどう捉えたらよいのか」といった根本的な問題を、著者は真正面から受け止め、自らの考えを披瀝している。それはけっして独りよがりの「論」ではなく、仏教をベースにした、日本人が忘れてしまった「行動規範」といえよう。真摯に生きる人に読んでほしい、「素晴らしい人生」を送るための生き方・考え方でもある。
●人間の存在と生きる価値について
●宇宙について
●意識について
●創造主について
●欲望について
●意識体と魂について ほか
内容説明
物質的に豊かになったのになぜ心が満たされないのか?混迷を深める現代にあって真摯に生きる人に―「素晴らしい人生」を送るための生き方・考え方。
目次
人間の存在と生きる価値について
宇宙について
意識について
創造主について
欲望について
意識体と魂について
科学について
人間の本性について
自由について
若者の犯罪について〔ほか〕
著者等紹介
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。また84年には第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。一方、84年には稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他にも、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ
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感想・レビュー
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