出版社内容情報
言語は国をも破壊する恐ろしい力をもつ。著者の40年に及ぶ言語研究から、昨今の英語礼賛に警鐘を鳴らし、真の国際交流を可能とする方法を大胆に提案。
「国際化時代だから英語を」と言われるが本当か? 独・仏・露をはじめ8カ国の言語を習得した言語学者である著者。その著者が、ときに国をも破壊する恐ろしい力を持つ「言語」の怖さを強調。
▼「英語公用語論」まで叫ばれているが、経済大国となった日本に、外国語を公用語とする必要はない。また、一生かかっても英語の完全習得は不可能。むしろ勉強すればするほど、日本語や他言語への関心が薄れてしまい失うものが多くなる。などの理由から日本人には「英語はいらない」。
▼さらに「言語はどのように国際語となるか」「日本はなぜ言語的に孤立しているのか」など、歴史的な視点からも日本人の特異な言語観・外国語観に言及する。
▼その上で本書では、国際舞台で本当に活躍するために今後求められるのは、英米語ではない「新しい英語」の使用と日本語の国際普及であると主張。昨今の英語礼賛に警鐘を鳴らし、真の国際交流を可能とする方法を大胆に提案する。
●序章 金力政治から言力政治へ
●第1章 英語の怖さを知らない日本人
●第2章 言語はどのように国際語となのか
●第3章 日本人には英語はいらない! 第4章 英語を学資格ありますか――英語学習者のための国際常識
●第5章 新国際語・イングリック入門
●第6章 真の国際人になるために
●第7章 日本はなぜ言語的に孤立しているのか
●第8章 英語よりもなぜ日本語か
●第9章 どうする? 国際化時代の英語
内容説明
「言語」は、ときに国をも破壊する恐ろしい力を持つ。「英語公用語論」まで叫ばれているが、経済大国となった日本に、外国語を公用語とする必要はない。また、一生かかっても英語の完全習得は不可能。むしろ勉強すればするほど、日本語や他言語への関心が薄れてしまう等、失うものが多くなる。ゆえに日本人には「英語はいらない」。今後求められるのは、英米語ではない「新しい英語(Englic)」の使用と日本語の国際普及であると著者は主張。昨今の英語礼賛に警鐘を鳴らし、真の国際交流を可能とする方法を提案する。
目次
序章 金力政治から言力政治へ
第1章 英語の怖さを知らない日本人
第2章 言語はどのように国際語となるか
第3章 日本人に英語はいらない!
第4章 英語を学ぶ資格ありますか―英語学習者のための国際常識
第5章 新国際語・イングリック入門
第6章 真の国際人になるために
第7章 日本はなぜ言語的に孤立しているのか
第8章 英語よりもなぜ日本語か
第9章 どうする?国際化時代の英語
感想・レビュー
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しんこい
オランジーナ@
ペールエール
仮名
Naota_t